MT4の過去の取り組み
最近は休みっぱなしのFXトレードですが、そろそろ復帰しようかと自動売買ツール「MT4」(メタトレーダー4)の自動売買プログラム「EA」(エキスパートアドバイザー)を4月末に購入しました(^-^)v
その辺のお話を昨夜書きました。
MT4自体は数年前にも使った事がありまして、自分のノートパソコンにMT4のソフトウェアをダウンロードして試用していました。
MT4はFXの自動売買が行える他にも、チャート表示としてもかなり高機能なチャートとして使う事が出来たので、当時は相場分析のためにMT4を利用していました。
また当時行っていた裁量トレード(自分の意志で売買すること)の手法を、自分でプログラミングしてEAを作って
「自動でトレード出来ないか?」
と挑戦した事もありました。
え、そのEAはどうなったかですって?
途中まで作ってみて、MT4独特の動きに付いて行けずに挫折しました(T_T)
書籍も購入して当時は本格的に取り組んでいました。
当時買って参考にしていた本はこちら。
MT4の基礎的なことや、MT4のプログラミング言語であるMQL4(MetaQuotes Language Version 4)の基本的な書き方や、EAの作り方、バックテストのやり方なども載っていました。
MT4に取り組んで「自分でEAを作ってみたい!」という方にはオススメの書籍です。
MT4のEA動作環境
そんなMT4ですが、当時はイマイチ使いこなせなくてお蔵入りとなりました(-_-;
ですが、今回は実際に有料のEAを購入したので、そのEAを使ってFXの自動売買に挑戦したいと思います(^-^)/
ただEAを使ってのFX自動売買って、環境を作るのが結構手間なんですよ(^-^;
MT4は普通にWindows上で動くのですが、MT4に自動売買させようとすると、Windowsも起動しっ放しにしないといけないんです(>_<)
要はパソコン付けっ放し。
FXのトレード時間は月曜の朝6時くらいから土曜日の朝6時くらいまでという事なので計算してみると・・・
24時間 × 5日間 = 120時間
という事で120時間にもなります!
これが毎週なので4週としたって
120時間 × 4週間 = 480時間
と月にとんでもない長い時間パソコンを起動しておく必要があります(-_-;
またパソコンだけではありません、当然インターネットにも繋がらないとMT4がトレード出来ませんから、常時接続可能なADSLなり光回線なりを用意してそのルーター等も電源付けっ放しにしておかなければいけません(まぁでも大抵の家庭では付けっ放しですか(^-^;)。
さらにこのパソコンを他の用途に使う事が難しくなります。
MT4は市場から提供されるその時々のリアルタイムでの買値、売値を得て動作します。
パソコンの再起動をしたり、何か重たいソフトウェアを起動してMT4の動作を妨げる様な事になったりしたら大変です。
パソコン再起動時や重たい別作業時に相場が激変する様な時にMT4が動いていないと、折角の自動売買プログラムのEAが動くことが出来ません(>_<)
買い逃すだけなら良いのですが、損切タイミングで損切を逃すなんて事になったら、被害額がとんでもない事になる場合があります(T_T)
という訳でこのMT4を動かすパソコンは、MT4専用マシンとなってしまう訳です(-_-;
この制約もあって数年前の時にはMT4での自動売買を諦めました。
仮想Windowsマシン
もちろん世の中の多くのトレーダーがMT4の凄さに気が付き
「FXの自動売買をMT4でしたい!」
と願いました。
トレーダーはお金を持っています(^-^;
「MT4を稼働しっ放しにできるWindowsマシンが欲しい!」
という声は大きくなり、そのトレーダーの要望を叶えるべくレンタルサーバー上にWindowsデスクトップ環境を作り使える様にしてくれました!
これがVPS(Virtual Private Server)になります。
VPSとは何ぞやという話はWikipediaに譲ります。
VPS(バーチャル・プライベート・サーバ)
バーチャル・プライベート・サーバ(仮想専用サーバ、英語:virtual private server、略称:VPS)とは、一台の物理的なサーバコンピュータ上で仮想的なサーバコンピュータを何台も起動する技術(仮想機械; Virtual Machine)によってつくられた仮想的なサーバコンピュータである。
VPSは、ホスティングサーバ(レンタルサーバ)事業者のサービスの一つとしても提供されている。これらのサービスは、上記の技術を用いることで、管理者権限が付与される自由度の高い専用サーバを、従来的な専用サーバよりも大幅に安い価格で契約者に提供することを可能にしている。VPS(仮想専用サーバ)は、物理的なサーバを一台占有する「専用サーバ」に比べて処理能力は劣るものの、構成の自由度は専用サーバとほぼ変わらない。
という訳で、レンタルサーバー事業者が提供してくれるVPSサービスを利用することで
自分だけのWindowsデスクトップ環境を安価に手に入れる事が出来る!
様になりました(^-^)v
VPS比較
レンタルサーバー事業者のVPSを利用すれば月額数千円程度の出費で、仮想Windowsデスクトップ環境が手に入ります。
この仮想Windowsデスクトップ環境にMT4をインストールすれば、24時間365日トレードし続ける事が可能になります!
まぁ実際にはそこまで市場が開いていない(土日は相場が休み)ので、24時間260日程度トレードし続ける環境が手に入ります♪
ただこのVPSって利用した事が無いので、ちょっと勉強が必要です。
特段どこでも良い様なのですが、まぁ出来れば安くて快適に使える所のを利用できれば、なと思います。
少し調べてみた中で良さそうなのは「お名前.com デスクトップクラウド」と「ABLENET VPS」という所が良さそうでした。
それぞれ少し見てみましょう。
お名前.com デスクトップクラウド
「お名前.com デスクトップクラウド」はレンタルサーバー「お名前.com」のVPSサービスになります。
お名前.comは独自ドメインを取ったりするのに利用している方も多いかと思います。
そのお名前.comのVPSサービスです。
中でもFXに特化した環境として作ってくれているようです。
はじめてのFX自動売買でも安心
MT4(メタトレーダー4)のプリインストール × FX自動売買入門書
FXの投資スタイルとして昨今注目を集めているMT4(メタトレーダー4)での自動売買。
お名前.com デスクトップクラウドは、とても便利なメタトレーダー(metatrader)MT4をプリインストールし、ご利用開始と共にFX自動売買をスタートできる環境をご用意いたしました。
お名前.com デスクトップクラウド for MT4では、これからFX自動売買をはじめられるという方へ、FX自動売買の著名人であるしろふくろう氏が監修した、FX自動売買の入門書をあわせてインストールしています。
MT4(メタトレーダー4)の操作方法から、各種設定方法までわかりやすく解説していますので、はじめてのFX自動売買でも安心です。
最初からMT4をインストールしてくれてあるWindowsデスクトップ環境があるみたい!
これは便利ですね♪
MT4のインストールや最初の設定周りって結構難しいですからね(-_-;
料金は以下のようになっているみたいです。
【価格.comデスクトップクラウド for MT4利用料金】
プラン | メモリ1GB | メモリ1.5GB | メモリ2GB | メモリ4GB | メモリ8GB |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 初期費用無料 | 初期費用無料 | 初期費用無料 | 初期費用無料 | 初期費用無料 |
1ヶ月契約 | 2,400円 | 2,950円 | 4,660円 | 6,500円 | 14,000円 |
6ヶ月契約 | 13,440円 (2,240円/月) |
15,930円 (2,655円/月) |
26,772円 (4,462円/月) |
37,920円 (6,320円/月) |
81,480円 (13,580円/月) |
12ヶ月契約 | 25,920円 (2,160円/月) |
28,320円 (2,360円/月) |
50,229円 (4,186円/月) |
72,480円 (6,040円/月) |
154,560円 (12,880円/月) |
24ヶ月契約 | 42,743円 (1,781円/月) |
55,200円 (2,300円/月) |
88,458円 (3,686円/月) |
134,171円 (5,590円/月) |
292,488円 (12,187円/月) |
36ヶ月契約 | 74,210円 (2,061円/月) |
79,650円 (2,212円/月) |
144,091円 (4,003円/月) |
200,985円 (5,583円/月) |
432,892円 (12,025円/月) |
メモリ | 1GB | 1.5GB | 2GB | 4GB | 8GB |
MT4を動かし1つのEAを稼働させたいだけなので、メモリは1GBもあれば充分かな、と。
となると1ヶ月2,400円。
2年支払いなら月額1,781円で良いようです。
ABLENET VPS
続いては「ABLENET VPS」です。
ABLENETはエイブルネットと読むようです。
Windows仮想デスクトップに特化プランとして「Win1~Win4」までの4プランをご用意。面倒な設定なく、お申込み後、 すぐにWindows仮想デスクトップをご利用いただけます。
OS:WindowsServer2012R2/ 2012/ 2008R2
FX自動売買など継続稼働が必要な用途や、もう一台のWindowsPCとして最適です。
ABLENETでは「仮想デスクトッププラン」と「VPSプラン」に分かれている様です。
FXの自動売買に使うなら仮想デスクトッププランがよさそうです(^-^)v
ABLENETの料金も見てみましょう。
【ABLENET仮想デスクトッププラン利用料金】
プラン | Win1 | Win2 | Win3 | Win4 |
---|---|---|---|---|
月払い時 | 1,981円 | 2,553円 | 4,362円 | 6,458円 |
半年払い時 | 10,743円 (1,791円/月) |
13,600円 (2,267円/月) |
24,458円 (4,077円/月) |
35,886円 (5,981円/月) |
年払い時 | 19,200円 (1,600円/月) |
24,915円 (2,077円/月) |
44,343円 (3,696円/月) |
66,058円 (5,505円/月) |
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB |
となっています。
価格.comデスクトップクラウド for MT4と比べると全体的に割安に見えます。
特に実際に使うであろうメモリ1GBのプランで価格.comが2年払いで月額1,781円なのに対して、ABLENETは1年払いで月額1,600円で済みます(^-^)v
まぁ最初は様子見で月払いで使ってみて良さそうだったら年払いに切り替えて使ってみれば良いのかな、と。
FX専業トレーダーさんのオススメは?
また今回EAを購入した先のid:emijaさんのオススメVPSをチェックしてみると・・・
ABLENETの約定速度(レイテンシ)が爆速!?特にAxiory(MT4)の速度が段違い! | ソフトウェアエンジニアのまったりFX研究日記
「お名前.com デスクトップクラウド」はメモリを2GBにするとかなり高額になってしまうのが悩みでした。
そこで、もっと安いVPSは無いものかと探してみたところ・・・ABLENETというところが良さそうだったので、レイテンシに問題がなければここに乗り換えようかと考えていました。
- ABLENETでAxioryを利用した場合のレイテンシが爆速!
- 日本にサーバーを持たない海外業者は米国サーバーを利用しましょう。
日本の業者、日本にサーバーがある業者はABLENETで決まり!ですかね!
ABLENETはまだ試用中ですが、何か問題が起きないかぎりはここで契約することになりそうです。
→2016/05/19追記:本契約しました!
ふむふむ。
MT4を使った場合の約定速度の事をレイテンシと呼ぶんですね!
知りませんでした(^-^;
MT4の様な自動売買ツールはTickでの売買となるため、値段が分かってから注文を出して約定してまでの時間が勝負です。
このうちの約定速度が信じられないくらい速いとのこと!
FX業者のスリッページも気になりますが、VPS環境の速度にもレイシテンは依存する様なので、ここは重要ですね!
という訳で利用料金も安くレイシテンも爆速なABLENETを使ってVPS環境を構築したいと思います(^-^)/
連載目次:FX自動売買MT4稼働の軌跡
- MT4の有料EAを入手!これで私もFX専業トレーダーの仲間入りだ!
- FXのMT4稼働環境のVPSは「お名前.com」と「ABLENET」のどっちが良いの?
- MT4こと「メタトレーダー4」のインストール手順 for Windows
- MT4のチャートにテクニカル指標を表示する方法
- MT4にEAを導入してみよう!FXの自動売買プログラムの導入!
- MT4のEA動作エラー「133」と「4109」のエラーコードから原因を追う!
- T4のEA自動注文内容を確認してみよう!
- FX自動売買向けに海外FX業者「AXIORY」の口座を開いてみた!
- 春はあけぼの、夏はバックテスト。MT4 EAの憂鬱。
- 初めてのヒストリーデータ取得選び。MT4の1分足から全ての足へ!
- MT4バックテストのやり直し!ヒストリーデータの再取得
- レバレッジ500倍、スプレッド0.0pipsの「TitanFX」に海外FX口座を開いた!
- MT4稼働VPS「ABLENET」を本契約!FX自動売買まで後一歩!
- VPS上にリモートデスクトップでMT4をインストール!FX自動売買まであと一息!
- FXの自動売買を遂に開始!VPS、MT4、EA、海外FX業者の全てが揃った!