本日大注目のFOMC
アメリカの連邦公開市場委員会ことFOMCが2013/12/17、18の両日開かれている。
FOMCとはアメリカのFRB(連邦準備制度理事会)が設けている委員会で、アメリカにおいて金融政策の最高意志決定機関になる。
日本で言うところの日銀金融政策決定会合に相当する。
この本日夜中の2013/12/19 AM4:00にFOMC終了後の政策金利発表と、経済見通しが発表される。
AM4:30からはFRBのバーナンキ議長による会見も開かれる。
注目は政策金利発表ではなく(金利は間違いなく据え置き)、現在展開している量的金融緩和政策のQE3の縮小開始(テーパリング)が実施されるか否か?が注目されている。
またテーパリングの緩和措置として「フォワードガイダンス変更」も注目されている。
フォワードガイダンス変更は急に出てきた話だが、クリスマス商戦前にFOMCが引き金となって株安とかを演じたくないFRBが導入する可能性が浮上している。
2013/12/06発表の米雇用統計結果
2013/12/06(金)22:30にアメリカの雇用統計が発表された。
結果を振り返ってみよう。
2013/12/06(金)
22:30 11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
予想:+18.3万人 結果:+20.3万人 前回:+20.4万人
22:30 11月失業率
予想:7.2% 結果:7.0% 前回7.3%
非農業部門雇用者数変化は市場予想の+18.3万人を越え、先月の+20.4万人に肉薄する+20.3万人増加となる。
+20万人の大台を維持。
失業率も改善し、7.0%まで低下した。
非常に強い内容となっている。
これらの好結果を受けてQE3縮小開始となるか?
グラフで見る過去QE1、QE2のテーパリング
2013/12までに発表された雇用統計の結果をグラフで振り返ってみよう。
過去6年間のデータに、12月発表分までのデータを追加している。
2013/11 米国非農業部門雇用者数
2013/11 米国失業率
青い縦線がQE1の開始から終了まで、オレンジの縦線がQE2の開始から終了まで、赤色の縦線がQE3の開始となっている。
2013/12からQE3縮小開始となり、半年ほどでQE3終了の赤色の縦線を引くことになるのか?
2014/06頃に赤線を引くことになるか?
今晩のFOMCに注目!