在宅ワーカー
2015/03/31、十数年勤めた会社を退職しました。
2015/04/01、フリーランスとして独立しました。
4月からは「在宅ワーカー」として自宅で働く様になりました。
気分転換も兼ねて「ノマドワーク」をする事もたまにはありました。
6月頃、在宅ワーカーを初めて3ヶ月目くらいに一度家族と衝突します。
大きなケンカに発展し、主に「ノマドワーク」をメインにするようになります。
8月、外では作業しにくい仕事があり、再び在宅ワークをメインにします。
10~11月は在宅ワークメインに仕事をしていましたが、家族と衝突する事が多く、ケンカが絶えない感じになり仕事も手につかなくなってきました。
「このままじゃいけない」
と考え、11月末に色んなツテを頼りお願いし頭を下げ、近くで事業を営む社長さんの会社のオフィスの1席を間借りさせて頂ける事になりました。
2015/12/01より間借りしたオフィスでの仕事を開始。
「在宅ワーク」は2015/11/30で卒業となりました。
在宅ワーク卒業の効果
在宅ワークをめでたく卒業(?)し「オフィスワーク」を始めましたが、効果はすぐに現れました。
12月に入ってからは家族と一度もケンカをしていません。
家族にとっては家にいるのに仕事をしている「家庭の中の異質の存在
」である私が嫌で嫌でしょうがなかったらしく、そのストレスを取り除いてあげる事でケンカは、はたと止まりました。
ようやく家庭の中に平穏が戻りました。
もう1つの効果は仕事の能率が改善したことが挙げられます。
10月以降は家で仕事をしていても、なかなか能率が上がらずイマイチ仕事が捗らない感じでいました。
特に11月は日々ケンカ、喧嘩だったので仕事どころではなく、大幅に仕事の能率が落ちました。
本来「今月はこれだけやろう!」と思っていた作業の三分の一くらいしか作業は進まず
「俺の仕事の腕はこんなものだったろうか・・・」
と悲しくなったりもしました。
しかし、オフィスワークを始めてからは、一気に仕事の能率が上がりました!
やはり周りの人達の存在が大きく、仕事をしている人たちに囲まれると自然と仕事に前向きになります。
またノマドワークと違い、周囲の客の入りを気にしたりもしなくて良いのが良いです。
ノマドワークはなんだかんだで周囲に気を張って仕事をしなければいけないので、その分仕事の能率は落ちていました。
また家族からのちょっとした依頼(家族の方は悪気はないのですが)で仕事が中断される場合もあったのですが、そういった事も離れたオフィスで仕事をしていると無くなり、その分ずっと「仕事モード」で仕事が出来るので集中して仕事をこなしていく事が出来ます。
こうした1つ1つの差は小さな積み上げですが、トータルでは大きな効果が出て在宅ワーク時と比べて
3倍の早さで仕事が出来る様になりました!
1日の作業を朝一に見積もって作業スタートするのですが、午後の途中には1日分の作業が終わっていて、そこから前倒して翌日予定だった仕事もこなせる様になりました!
在宅ワーク時は「1日の作業見積もりの三分の二」も進んでいれば良い方で、酷い時は「1日の作業見積もりの三分の一」程度しか仕事が進まなかったりで本当に能率が悪かったです(-_-;
本当、早く在宅ワークを卒業してオフィスワークに移るべきでした。
仕事の能率面では一気に改善し、家庭の平和も戻り良いこと尽くしとなりました♪
在宅ワークの向き・不向き
自宅って良くも悪くも家なんですよね。
家って本来OFFで過ごす空間じゃないですか。
そのOFFの空間に、ONである仕事を持ち込むという事は、ONとOFFの境目をどんどん無くしていく行為です。
自分自身でオンとオフを切り替える事が出来る方は在宅ワークも出来るかもしれませんし、また家族もそのオンとオフの共存を受け入れてくれる素地があるかどうかも大切な分かれ目でしょう。
私自身は会社員時代ずっとオフィスで仕事をしてきたので、オフィスで仕事をするのが体に染み着いています。
そりゃあオフィスにいるい方が仕事になるし、仕事モードをONにしやすいです。
片や実家が商店や商売をやっていて、親が自宅で仕事をしている姿を普通に目にして育った人であれば、家で仕事をするという事がよく理解できていてONとOFFの切り替えを自然に出来る方もいるのかもしれません。
そうした方は在宅ワークをやっても特段問題もなく能率的に仕事をする事が出来るでしょう。
要は向き、不向きがあるという事です。
在宅ワークをするのには。
私と私の家族は残念ながら在宅ワーク向きの人間ではなかったという事です。
もし在宅ワークをスタートされ「どうにも仕事の能率が上がらない(-_-;」と悩んでいる方はオフィスで仕事をされる事をオススメします。
もちろん、いきなりオフィスを借りるのは出費が大きいのでコワーキングスペースで1週間程度過ごしてみて「あぁ自分はやっぱりどっちの方が向くなぁ」というのを確認してからの方が良いと思いますが。
在宅ワークを卒業し、晴れ晴れとした気持ちで過ごしている日曜の朝でした。