今年の格安スマホの台風の目は常にイオンスマホ
2014年4月に発売され話題となった格安スマホの生みの親でもあるイオンスマホ。
MVNO(仮想移動体通信事業者)の格安SIMと格安のSIMフリー海外端末を用いることで、スマホの維持費を劇的に下げて月額2,980円とか月額1,980円とかで使える様にし、格安スマホとしてシニア層に普及しました。
こちらはイオンスマホ第3弾で月額2,980円。
こっちがイオンスマホ第2弾で月額1,980円。
他社も格安スマホに追随する中で、常に新しいコンセプトで投入してくるのがイオンスマホで、今回も親子セットという親子でスマホを使うことを意識したセットを販売開始しました。
しかもこれは昨日2014/11/14(金)発売だったようですね~。
スマホ2台に格安SIMも2枚入って月額3,980円。
これは家計を預かる母親にとっては興味を引かれる価格設定ですね~。
しかも+1,000円足せば子供向けスマホとSIMがもう1セット付いてくるという、子供が2人いる世帯も満足させる事が出来るオプションも用意されています。
詳しく見ていきましょう。
新スマホ?
これまでのイオンスマホの投入では常に新しいスマホが投入されてきましたが、今回は新スマホの投入はなくて、既存のイオンスマホ第3弾と第2弾を組み合わせた商品となっています。
本体のスペックを確認しましょう。
【イオンスマホ本体スペック一覧表 第1~3弾】
格安スマホ名 | イオンスマホ3 | イオンスマホ2 | イオンスマホ1 |
---|---|---|---|
月額維持費 | 2,980円 | 1,980円 | 2,980円 |
型番 | ALCATEL ONETOUCH |
geanee FXC-5A | NEXUS4 |
CPU | Qualcomm Quadcore |
MT6582M | Snapdragon S4 Pro |
RAM | 1GB | 512MB | 2GB |
ディスプレイ | 5インチ (1280X720) |
5インチ (960X540) |
4.7インチ (1280X768) |
カメラ | 800万画素 | 500万画素 | 800万画素 |
端末一括金額 | 31,920円 | 15,120円 | 34,080円 |
高速データ通信 | 5GB | 2GB | - |
まぁ以前掲載した表とそんなに変わらないのですが、変わったのは高速データ通信出来るデータ容量が倍増以上になっている点です。
これはイオンスマホが頑張った訳ではなくて、SIM提供元であるBIGLOBEが2014年11月からデータ容量を増やしたからです。
BIGLOBEの頑張りの恩恵をイオンスマホが受けられた格好になります。
MVNO競争加熱!2014/11/01よりBIGLOBEも2GB月額900円に値下げ!5GBは1,505円で最安値!! - マネー報道 MoneyReport
BIGLOBEの月額1,505円で5GBまで高速データ通信が出来るのは2014年11月時点で最安値!
これはイオンスマホ第2弾、第3弾を使っている既存ユーザーにも当てはまりますので、今月から使えるデータ容量が増えていますよ(^^)v
金額の内訳
「イオンスマホ第2弾、第3弾のセットならもう少し高くなるんじゃないの?」
と思われた方も多いかと思います。
単純に計算すると
イオンスマホ第2弾 月額1,980円 + イオンスマホ第3弾 月額2,980円 = 合計4,960円
となりますから。
これにはカラクリがありまして、イオンスマホ第2弾のSIMから電話機能を省いた構成になっています。
BIGLOBEの格安SIMの料金は下記の様になっています。
プラン | 通話あり | 通話なし |
---|---|---|
エントリープラン(2GB) | 1,600円 | 900円 |
通話ありと通話なしのプランの差額は700円。
今回通話機能を削った分、イオンもこの差額700円分の値段を下げられるわけです。
でも実際には下記の図にもあるように子供スマホ(イオンスマホ第2弾)は月額1,000円で提供されるため、イオンスマホ第2弾と比べて980円の値引きとなっています。
280円分さらに安くなっていますね。
まぁイオンスマホ第2弾が発売されて時間が経っているので、本体分を安く調達できたのでしょう。
BIGLOBEのエントリープラン(2GB)に普通に加入すると900円掛かりますから、+100円でスマホ本体が付いてくるって言う太っ腹なプランですね、この子供用スマホ(^^;
これは安いなぁ。
親用スマホは単体でイオンスマホ第3弾を買うのと、金額的に変わりませんので子供用スマホが格安で手に入るのが今回の親子セットの目玉ですね!
子供用スマホは最大2台まで申し込めるので、+1,000円の月額合計4,980円でスマホ3台が持てることになります(^^)w
スマモリforイオン
イオンスマホ親子セットには「スマモリforイオン」というアプリの利用料金2年分もセットで付いてきます。
「スマモリforイオン」を使うと子供の位置情報を親のスマホで確認できたり、有害サイトへのアクセスをブロックしたり、スマホ利用時間を制限したりする事が出来ます。
詳しいアプリ「スマモリ」の機能については下記のサイトでご確認ください。
通常月額400円掛かるアプリが2年間無料になるので、アプリ利用料として「月額400円 × 24ヶ月 = 9,600円」分がおまけで付いてくる感じですね~♪
小さな子供さんを持つ親には良い機能かもしれません。
又はお年を召した親御さんの見守りとして使っても良いかもしれません。
デメリット
イオンスマホは良いスマホや良いセットを発売してくれていて非常に良いと思うのですが、顧客の囲い込み戦略が少々邪魔をします。
イオンスマホの分割払いの際の支払いはイオンカードでしか支払うことが出来ません(>_<)
一括購入の場合は現金やWAON、各社のクレジットカードが使えますが、一括だと53,040円しますので躊躇う方が多いのかな、と(^^;
ここさえ改善してくれれば、イオンスマホは多くの人に勧められる格安スマホになるのですが、イオンカード縛りが邪魔をしますね(-_-;
まぁ普通に普段からイオンカードで買い物をしている人にとっては問題ないんでしょうが(^^;
イオンスマホ第4弾も来月上旬登場予定
2014年12月上旬にイオンスマホの第4弾も発売されるそうです。
ホント、イオンは格安スマホに注力してますよね(^^;
格安スマホに参入した会社も、ここまでのペースで新機種の投入とかは行っていません。
イオンは格安スマホのリード役を買って出ている感じですね~。
ASCII.jp:イオンがスマホの価格破壊! 第4弾は富士通製で月額3100円
- [スマホ]
イオンスマホ第4弾は国産スマホ!富士通製の端末で、1GBの高速データ通信と通話ができて月額3,100円(税込)。2014年12月に発売開始!
2014/11/15 08:44
今度は富士通製のスマホが投入されるようです(^^)w
さすがに国産スマホは本体代金が高いようで、SIMの高速データ通信容量は1GBまでと抑えられており、あまりデータ通信しない層のユーザーにしかお勧めできない機種となりそうですが、でも国産スマホには心惹かれる物がありますね。
来月の発表もチェックしたいと思います。
まとめ
- イオンスマホ親子セットはスマホ本体2台に電話付きSIM1枚、電話なしSIM1枚が付いてくる。
- 本体は親用がイオンスマホ第3弾、子供用がイオンスマホ第2弾のスマホが付いてくる。
- 「スマモリforイオン」が2年間無料で使う事が出来る。
- +1,000円で子供用スマホがもう1台付いてくる。