外貨預金は高金利が魅力。手数料は高すぎる・・・
前回の記事で貯蓄預金に触れましたが、デメリットは金利が低すぎることです。現在は多くの金額を預けても0.02%の利子しかもらえません。
SBI住信のハイパー預金(?)なら、0.10%もの金利が付くそうですが、所詮普通預金の5倍程度、金利が低すぎます。
高金利の預金を目指すと海外の預金が目に入ります。
日本は長ーく低金利でしたが、海外ではまだまだ高金利の国があるのです。
高金利な国の代表格としては、資源国家であるオーストラリア(豪州)とニュージーランドが上げられます。
政策金利が日本の0.10%なのに対して、オーストラリアは2.50%、ニュージーランドも2.50%です。(2013年11月15日現在)
日本にいながらこの高金利の果実をかじるためには、外貨預金が考えられます。
オーストラリアの銀行などに口座を作って、1年とか預けて利子をもらうわけです。
100万円預ければ、2.50%なら2.5万円も利子がつきますね。
100万円預けても0.10%で1,000円しか利子がもらえない日本の預金とは比べものにならない位、利子がもらえます。
「じゃあ外貨預金に貯金全部預けちゃえ!」と考えるかもしれませんが、ところがどっこい、手数料が半端じゃないくらい高いんです。
そもそも外貨を手に入れるためには、日本円を外貨に換金する必要があります。海外の銀行に日本円で預ける事は、ほぼ出来ません。
きちんと調べていないんですが、以前読んだ書籍では「1年間預けて増えた利子分を、丸まんま手数料で取られる」と書かれていました。
1年間預けて2.5%の利子がついても、手数料で2.5%も取られたらトントンになってしまい、増えません。
必然的に2年以上預ける事になります。
うーん。手数料が高いし、預ける期間も長期になってしまいますね。
FXはハイリスク・ハイリターンで、リスクが高すぎる・・・
高金利を享受する別の方法を考えてみましょう。
海外の高金利通貨の金利の利益を得るのならば、FXが適しています。
FX(えふえっくす)は外国為替証拠金取引の事です。
外貨の先物取引になります。
先物取引なのでレバレッジ(てこ)をかける事ができ、100万円で最大2,500万円分の取引が出来ます。
レバレッジ25倍でオーストラリアドル/円の取引をすると、豪ドル/円93.68(2013/11/15 12:44現在)を25万豪ドル程買うことが出来ます。
うまく1円程度高くなれば、それだけで25万円の利益が出ますし、逆に1円安くなれば25万円の損失が出ます。
まさにハイリスク・ハイリターンの代名詞みたいな投資になります。
まぁ投資好きな方にはおすすめですが、一般の人にはとてもおすすめできません。
じゃあ高金利の外貨は諦めるしかないでしょうか?
いいとこ取りの「FX1倍レバレッジ」
そこでおすすめしたいのがいいとこ取りの「FX1倍レバレッジ」投資術です。
FXはそもそも25倍までレバレッジがかけられますが、そこまでかけなくても取引が出来ます。
自分で調整できるんです。
なのでレバレッジを高くしないで1倍にします。
FXでレバレッジ1倍の取引をするのはこんな感じです。
豪ドル/円が現在93.68(2013/11/15 12:44現在)です。
日本円で93.68円だせば1豪ドルが買えるという事になります。
1万豪ドル買うためには、1万倍すれば良いので936,800円だせば良いことになります。
まぁ94万円だせば1万豪ドル買える事になります。
この線で抑えておけば、リスクは外貨預金と一緒で為替の変動リスクだけに出来ます。
あとFXだとほぼ毎日金利分のスワップ金利がもらえます。
例えば今日なら61円もらえます。日々口座残高が増えていくのは楽しいですよ。
それでいて外貨預金に比べて手数料は圧倒的に安く、たいていのFX業者ならば0円です。
しかも豪ドルを売ってしまえば、平日ならいつでもすぐに引き出せます。
外貨預金だと出金手続きは非常に面倒です。
まとめると、豪ドル/円やNZドル/円をレバレッジ1倍で買い、長期運用でスワップ金利を貯める、となります。
【文言解説】
外国為替(がいこくかわせ)
通貨を異にする外国との商取引で、貸借の決済や送金を現金ではなく為替手形によって行う方法。また、それに用いる手形。外為(がいため)。