確定申告の提出完了
フリーランス2年目の確定申告の提出が、2月22日(水)でようやく終わりました。
昨年は3月に入ってから仕訳を入力したり領収書をまとめたりして痛い目を見たので、今年は2月に入ってから着手していました(^-^;
昨年一通り確定申告書の準備作業と実際の提出も行っていたので、今年はわりかしスムーズに作業できたと思います。
ただ、昨年はバタバタで終わって力尽きて確定申告で行う作業の手順をまとめたりとかまでは手が回らなくて、今年はうろ覚えの作業を思い出しながら作業していました。
フリーランスをやっている限りは毎年行う確定申告ですし、来年はよりスムーズに短期間で作業を終わらせたいと思い、確定申告の手順書をまとめる事にしました。
自分自身で来年使う用ではありますが、昨年多くのフリーランスの先輩達に教えてもらったり助けてもらってようやく申告できた身としては、何かしら新しくフリーランスになる方へのエールというかアドバイスになればと思って公開させて頂こうと思います。
ただもちろん全てのフリーランスの方の役に立つワケではなくて、下記の様な条件に当てはまるフリーランスの方が対象となっています。
【この手順書が役に立つフリーランスの対象者】
- フリーランスになったばかりの方
- 仕訳の数(売上の入金回数)が少ない方
- 1年に1回の作業で確定申告をしたい方
- なるべく最小限の手間で確定申告をしたい方
上記の4条件に当てはまる人には大いに役立つ内容かと思いますので、あなたの確定申告を進める上での一助となれば幸いです。
目次
- 確定申告の提出完了
- フリーランスの確定申告手順書
- 事前作業01:3ヶ月毎に領収書をまとめる
- 事前作業02:クラウド確定申告サービスに加入する
- 01.提出対象の資料を一式集める
- 02.ネット銀行の入出金データをCSVで取得し仕訳帳に取り込む
- 03.銀行でCSV取得できない分を手入力で仕訳帳に追加する
- 04.経費領収書を月単位に貼って整理
- 05.クレジットカードの取引履歴を月単位でCSV取得し、マージして1つのCSVファイルを作成する
- 06.クレカCSVの内、経費対象外のデータを削除する
- 07.クレカCSVを仕訳帳に取り込む
- 08.経費領収書の内、クレカCSVに存在しない分を手入力で仕訳帳に追加する
- 09.医療費領収書を「支払先、支払い日」順に並べてホチキス止めする
- 10.医療費はExcelで医療費明細を作成する
- 11.海外FXの雑所得の収入と経費を算出する
- 12.確定申告書Bの必要事項を埋めていく
- 13.確定申告書Bと決算書類を印刷する
- 14.手書き必要部分を記入し、各種証明書をのり付けする
- 15.国内FXの収益を国税庁のサイトを利用して分離課税分の申告書を作成する
- 16.医療費領収書と明細を専用封筒に入れて、封筒に金額を明記する
- 17.提出書類の有無チェック
- まとめ
フリーランスの確定申告手順書
では実際の確定申告に向けての作業手順を明示します。
事前作業が1項目と実際の確定申告に向けての作業が17項目になります。
●事前作業
- 3ヶ月毎に領収書をまとめる
- クラウド確定申告サービスに加入する
●確定申告作業手順
- 提出対象の資料を一式集める
- ネット銀行の入出金データをCSVで取得し仕訳帳に取り込む
- 銀行でCSV取得できない分を手入力で仕訳帳に追加する
- 経費領収書を月単位に貼って整理
- クレジットカードの取引履歴を月単位でCSV取得し、マージして1つのCSVファイルを作成する
- クレカCSVの内、経費対象外のデータを削除する
- クレカCSVを仕訳帳に取り込む
- 経費領収書の内、クレカCSVに存在しない分を手入力で仕訳帳に追加する
- 医療費領収書を「支払先、支払い日」順に並べてホチキス止めする
- 医療費はExcelで医療費明細を作成する
- 海外FXの雑所得の収入と経費を算出する
- 確定申告書Bの必要事項を埋めていく
- 確定申告書Bと決算書類を印刷する
- 手書き必要部分を記入し、各種証明書をのり付けする
- 国内FXの収益を国税庁のサイトを利用して分離課税分の申告書を作成する
- 医療費領収書と明細を専用封筒に入れて、封筒に金額を明記する
- 提出書類の有無チェック
以下では順番に個別の作業を説明させて頂きます。
事前作業01:3ヶ月毎に領収書をまとめる
日々、受け取ったり郵送されてくる領収書。
どんどん貯まって机の上や、お菓子の空き箱のガンガンに山積みになっていたりしませんか?
私は机の上が領収書でヒドい事になっています(^-^;
で、流石にこの領収書の整理を確定申告時期に一度にやるのはいかがなものかと。
理想は毎月月末とかにまとめるのが良いのでしょうが、そこまで時間を割けないのも独立したてのフリーランスの実状ではないかと思います。
そこで、3ヶ月に一度領収書の整理をします!
対象となるのは1月から12月までの期間なので、下記4回だけ領収書を整理していきます。
【領収書を整理する時期】
- 4月上旬
- 7月上旬
- 10月上旬
- 1月上旬
「どうして月末にやらないの?」
という素朴な疑問が起こると思いますが、月末ってまだ郵送で届く領収書が届いていなかったりして1~3月の3ヶ月分をまとめようとしても全部終わらなくて、次回分に3月の領収書を繰り越す事になったりして気持ち悪いからです。
どうせ領収書を整理するならきれいにキリ良くまとめていきたいじゃないですか(^-^;
領収書の整理の仕方については以前の記事でまとめてあるので、そちらを参考にして下さい。
この領収書の整理方法を経理の方に教えてもらってからは非常に楽になりました♪
事前作業02:クラウド確定申告サービスに加入する
とにかく安く手軽に素早く確定申告を行いたい人はクラウド確定申告サービスを利用しましょう。
昔はパッケージ版の確定申告用のソフトや会計ソフトが主流でしたが、これが滅茶苦茶高くて5万円とか普通にしいていました。
こんなの独立したてのフリーランスにとっては痛すぎる出費です(>_<)
しかし、近年はインターネットを使ったクラウドのサービスが普及してきて、確定申告や会計処理を行うソフトもクラウド化が進みました。
これによって何が良くなったかと言うと
確定申告ソフトの利用料が激安になった!
というのが挙げられます。
1年利用で1万円とか、月利用なら1千円以下とか、中には仕訳の数が少なければ無料で使えるものとかもあります(^-^;
独立したてでお金のないフリーランスはクラウド確定申告サービスを利用しない手はありません!
以下が有名なクラウド確定申告サービスになります。
【独立したてのフリーランスが利用すべきクラウド確定申告サービス】
よく会計ソフトとして名前を聞くのは「やよい」かなと思いますが、この3社の中で1つ選ぶとすればマネーフォワード社のMFクラウド確定申告をオススメします。
月額利用料金が800円と一番安く、確定申告終了後には無料プランにしておけばずっと仕訳データを残しておく事が出来ます。
他社では有料プラン利用後に解約したりすると過去の仕訳データが消えてしまい残しておく事が出来ません。
とにかく安く確定申告を行い、しかも毎年継続して仕訳等をしていこうと思うと、MFクラウド確定申告一択かなと思っています。
もちろん私も使っています(^-^)v
ただクラウド確定申告サービスは事前に加入して有料サービスに加入するとその使っている期間分料金を取られますので、2月に入って
「確定申告の作業開始するか!」
と決めてから加入しましょう。
そして一ヶ月間で一気に確定申告の作業を行って提出してしまい、その後無料プランへと移行しましょう。
事前作業はここまでになります。
01.提出対象の資料を一式集める
私の場合ですが、下記の様な資料を一式集めて準備します。
【確定申告提出資料一式メモ】
- ネット銀行の入出金CSV
- 国内FX業者の「取引損益金合計額の証明書」
- クレジットカードの取引履歴
- ネット未対応銀行の取引履歴
- 医療費領収書
- 経費領収書
- ふるさと納税控除証明書
- 国民年金控除証明書
- 生命保険加入金額証明書
- 海外FX年間収支証明用HTML
- マイナンバー
作業を始めると抜けが出るので、最初に一気に集めるか、一覧表を印刷しておいて、チェックを付けながら管理すると忘れなくて良いです。
02.ネット銀行の入出金データをCSVで取得し仕訳帳に取り込む
まずは売上の元となる銀行の入金データからまとめていきます。
ネット銀行は簡単に一年間の入出金データをCSV出力して入手できますので、利用しているネット銀行の昨年一年間の利用履歴を取得します。
まぁこれはネット銀行に限らず、普通の銀行でもネットサービスに対応しているとCSV出力する事が出来るかと思いますので、利用銀行のネットサービスには加入して、入出金データをCSV出力する事が出来る様にしておくと楽です。
入手したCSVは元ファイルとして残しておき、コピーしたファイルを仕訳取り込みように加工します。
コピーしたCSVファイルをExcelではなくて、エディターで開きます。
エディターをインストールしていない人はWindowsの「メモ帳」でも良いかもしれません。
エディターで仕訳帳に取り込みたい行は残して、関係のない仕訳帳に取り込みたくないデータの行を削除していきます。
その上で、クラウド確定申告サービスの仕訳帳に該当CSVをインポートして取り込みましょう。
03.銀行でCSV取得できない分を手入力で仕訳帳に追加する
全ての銀行の入出金データをCSVで入手できるわけではないので、CSVが手に入らなかった銀行の取引履歴は手入力で仕訳帳に入力していきます。
先に記帳しておいた貯金通帳を手元において、日付と金額を間違えないように仕訳帳に入力していきましょう。
これは手入力で間違いがおきやすいので、後日別のタイミングで日付と金額、取引相手先名称をきちんと合っているか確認しましょう。
ここまでで売上のデータ入力と、一部出金の支払い分が入力できた状態になります。
04.経費領収書を月単位に貼って整理
続いては使った経費の証拠となる領収書の整理に取りかかりましょう。
ただ、事前作業をきちんとやっておいた場合は、ここで行う事はありません。
忘れていた領収書を台紙に貼り付けたり、後から手に入った領収書を整理すれば終わりです。
ただ、今年の私の場合で言うと1~3月と4~6月までの分は4月と7月に整理済みだったのですが、10月と翌年1月はサボって領収書の整理をしていなかったので、2月に入ってから半年分の領収書を整理しました(^-^;
この時期に領収書の整理をするとかなり疲弊するので、皆さん事前にきちんとまとめておくのをオススメします。
頑張れ今年の俺!
05.クレジットカードの取引履歴を月単位でCSV取得し、マージして1つのCSVファイルを作成する
これは先日記事で書きましたが、クレジットカードの取引履歴をCSVでダウンロードして準備します。
1年単位では手に入らなくて、1ヶ月単位でしか取引履歴は手に入りませんが、頑張って入手しましょう。
その上で、クレジットカードの利用履歴のCSVはそのままだと1ヶ月ずつ12回も取り込む必要があって面倒臭いので、1月のCSVファイルにそれぞれの月のデータをコピペ(コピー&貼り付け)してマージし1ファイルにまとめます。
この時に、クレジットカード会社によっては先頭行がヘッダー行になっているので、2行目以降だけをコピーしたりするようにします。
クレジットカード会社によっては、複数行のヘッダーデータがあったので、実際の取引履歴の内容が何行目からなのか注意しながらマージしていきましょう。
06.クレカCSVの内、経費対象外のデータを削除する
1ファイルにマージしたクレジットカードのCSVを再びコピペしてバックアップファイルを作成します。
バックアップが出来たら、マージしたCSVファイルを加工していきます。
CSVファイルの内、経費として対象になる履歴だけを残して、経費以外の履歴を消していきます。
こうする事で、クラウド確定申告サービスに取り込む時に最小限の作業で済みます。
07.クレカCSVを仕訳帳に取り込む
クラウド確定申告サービスにログインし、クレジットカードのCSVを仕訳帳にインポートします。
MFクラウド確定申告でCSVファイルをインポートする手順は下記リンクが参考になります。
連携データのインポート
MFクラウドでは、金融機関のデータを自動取得する事ができますが、対応していない金融機関や、登録をしたくない金融機関(銀行・カード・電子マネー等)の入出金履歴をCSVファイルやANSER形式ファイル(.api)でアップロードする事もできます。
アップロードすると、金融機関の入出金としてMFクラウドに取り込むことができます。
インポートボタンを押し、「銀行・カード等のサイトからダウンロードした取引明細」をお選びくださいテンプレートをもとに作成したCSVファイルやANSER形式ファイル(.api)を選択し、データをアップロードしてください。初めてCSVファイルやANSER形式ファイル(.api)をアップロードする場合、金融機関名から「新規追加」を選択し、名前を入力した上で、アップロードを行ってください。
アップロードを行っていただければ、データ連携を行った明細と同じように、仕訳登録が可能となります。
また「クレジットカードの取引履歴をCSVで取り込んだ方が安全だ」という論旨の記事を書きましたが、その中でも取り込み手順を明示していますので参考にして下さい。
08.経費領収書の内、クレカCSVに存在しない分を手入力で仕訳帳に追加する
経費の内、クレジットカードのCSVに存在しない分を手入力で仕訳帳に追加していきます。
これは既に整理済みの領収書を綴じた物を見ながらチェックしてきます。
まずは領収書のうち、クレジットカードCSVに入っていた物には領収書の右下あたりに「レ」点チェックを付けていきます。
これは最悪後から消せるようにシャープペンや鉛筆で書いていきましょう。
一通りチェックを付け終えたら、チェックの付いていない領収書を手入力で仕訳帳に追加していきます。
手入力で仕訳帳に追加する手順は、お使いのクラウド確定申告サービスの利用方法を確認しましょう。
一応、MFクラウド確定申告で追加する手順のリンクだけ貼っておきます。
MFクラウド会計・確定申告は、4パターンの仕訳登録方法を用意しています。
用途に応じて活用してください。
各入力方法の差異
振替伝票入力
最も標準的な入力方法です。入力方法に迷った場合には、振替伝票方式で入力をおこなってください。
簡単入力
最もシンプルな入力方法です。家計簿の様に仕訳登録が可能です。
一方、複合仕訳には対応していません。
また、シンプルにお使いいただくために標準で使用できる勘定科目数を絞っています。
勘定科目の設定から追加することが可能です。
仕訳帳入力
表計算ソフトのような感覚で、高速に入力が可能です。キーボードのみで殆どの入力が可能です。
取引から入力
取引先を登録し、取引内容を入力することで、自動的に仕訳が作成されます。
09.医療費領収書を「支払先、支払い日」順に並べてホチキス止めする
これは年間の家族の医療費が10万円を超えた人だけが対象の話です。
年間医療費が10万円を超えた分に付いては最大200万円まで控除してもらえますので、該当する人は多いに利用しましょう。
医療費領収書をまとめてみて分かったのは、経費の領収書の様に「日付順に並べる」と苦労するという事です。
病院の領収書やドラッグストアで購入した市販薬の領収書などは結構サイズが違うので、単純に日付順にまとめていくとサイズがバラバラで綴じづらいです。
そこで思いついたのが「支払先別、支払い日順に並べる方法」です。
同じ病院なら病院単位で領収書を日付順に並べていきホチキスで止めます。
薬局やドラッグストアの領収書も同じお店の物を日付順に並べてホチキスで止めます。
10.医療費はExcelで医療費明細を作成する
ホチキス止めした医療費の領収書を元に、Excelで医療費明細を作成します。
医療費明細のExcelフォーマットは国税庁のサイトからダウンロードできますので、そちらをダウンロードして記入していき、印刷して医療費領収書と一緒に封筒に入れましょう。
11.海外FXの雑所得の収入と経費を算出する
これはまぁ海外FXをやっている特殊な人向けですね(^-^;
FX(外国為替証拠金取引)は通常国内のFX業者を利用してトレードするかと思いますが、海外のFX業者を利用してトレードする事も可能です。
そして海外FX業者を通じてトレードした分は日本国内の法律が適用されないため、先物取引の分離課税特例(税率一律20%)を受ける事が出来ません。
普通の雑所得として経理処理する事になり、所得税の累進課税対象となります。
海外FXでの年間収支を「収入」として算出し、海外FXに掛かった経費も算出し転記できる様にまとめておきましょう。
12.確定申告書Bの必要事項を埋めていく
前述までの手順で、ほぼ確定申告の周辺作業は終わりです。
ここからが最後の大詰めです。
確定申告書Bの必要事項を記入して埋めていきます。
提出先税務署名、自宅住所、氏名、フリガナ、屋号、生年月日、電話番号などなど。
クラウド確定申告サービスを利用していると、仕訳帳に入力した内容は自動で転記してくれますので、それ以外の部分を記入して埋めていきます。
雑所得(海外FX分など)や各種控除金額(社会保険料控除や寄付金控除など)を入力していきますが、抜けがないように注意しましょう。
せっかくの控除も記載漏れで受けられないとかがあると勿体ないので(^-^;
13.確定申告書Bと決算書類を印刷する
確定申告書Bの必要事項入力が終わったら、印刷しましょう!
印刷対象となるのは下記4点かと。
- 確定申告書B
- 確定申告書B(控用)
- 所得税青色申告決算書
- 所得税青色申告決算書(控用)
税務署に確定申告書を持参し相談やチェックを受ける方は「控用」にも税務署の印鑑を押してくれますので、必ず控えも印刷しておきましょう。
14.手書き必要部分を記入し、各種証明書をのり付けする
「確定申告書B」を印刷すると「添付書類台紙」も印刷されますので、こちらに本人確認書類や、各種控除証明書を糊付けして貼っていきましょう。
特に平成28年分からは「マイナンバー」の記入&提出が義務づけられましたので注意しましょう。
マイナンバーカード(個人番号カード)を持っている人はその裏表のコピーが必要ですし、持っていない人は「番号確認書類と身元確認書類のコピー」が必要になっています。
確定申告にあたっての重要なお知らせ
社会保障・税番号(マイナンバー)制度の導入により、平成28年分以降の確定申告書等の提出の際には、「マイナンバーの記載」 + 「本人確認書類の提示又は写しの添付」が必要です。
ちなみにこの添付書類台紙に貼り付け必要なのは「申告者本人分だけ」です。
配偶者控除などを受ける時には、家族のマイナンバーも記載が必要だったりしますが、家族分のマイナンバーの添付は不要となっています。
15.国内FXの収益を国税庁のサイトを利用して分離課税分の申告書を作成する
非常に便利なクラウド確定申告サービスですが、穴もあります。
それが分離課税用の確定申告書の印刷が出来ない点です。
ここまで出来れば完璧なのですが、ここは国税庁のHPに頼ります。
国内FXの利益や損失、株式投資の利益や損失などの分離課税分の内容を入力していきPDFを作成してダウンロードし、そのPDFを印刷します。
ここはちょっと分かりにくいので、後日別の記事を起こしたいと思います。
16.医療費領収書と明細を専用封筒に入れて、封筒に金額を明記する
税務署には下記写真の様な「医療費の明細書」封筒が無料で配布されていますので、こちらに領収書と明細書を同封して税務署に提出すればOKです。
上記専用封筒を持っていない場合には、下記国税庁リンクからPDFファイルでダウンロードする事が可能です。
こちらのPDFを印刷して明細書の下部にある「控除額の計算」を手入力で埋めて、手持ちの茶封筒に貼り付けましょう。
17.提出書類の有無チェック
と、ここまでで確定申告に必要なほぼ全ての作業が完了しました。
最後に提出書類の有無チェックを行いましょう。
下記リストの内、ご自身に必要な物で抜けがないかをチェックして下さい。
【確定申告提出書類の有無チェックリスト】
- 申告書B第一表(提出用)
- 申告書B第二表(提出用)
- 申告書B第三表(分離課税用)(提出用)
- 本人確認書の写し
- 収支内訳書
- 先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
- 医療費の領収書等
- 医療費の明細書
- 社会保険料(国民年金保険料)控除証明書等
- 一般の保険料支払額などの証明書
- 寄付した団体等から交付を受けた寄付金の領収書等
上記が
「全て揃った!」
となったら、自信のある方は郵送で、自信のない方は税務署に持参して提出しましょう。
まとめ
仕訳の数が少ないフリーランス向けの確定申告手順書をまとめました。
自分自身の備忘録を兼ねて書きました。
来年、確定申告する時には自分でもこの記事を見ながら確定申告の提出作業を行うつもりです。
私自身に最適化した内容なので、個々人によってはもっと必要な手順があったり、もっと少ない手順でできたりするかとは思いますが、参考になれば幸いです。
ただ、ネットショップの様な小売業をやっている人なんかは、とてもじゃないですが、こんな手順では終わらないと思いますので、税理士さんに相談されたりが良いと思います。
まだ2月下旬という事で確定申告の提出期限である3月15日までは日数がありますが、まだ未提出の方は今回の確定申告手順に沿って作業され、手早くスムーズに提出できる様に頑張って下さい!
仕訳の数が少ないフリーランス向けの確定申告手順書でした。