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2016年12月の住宅ローン金利比較。フラット35の金利がジワリ上昇!

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ものすごい低金利

先月から突如として復活した住宅ローン金利の比較記事ですが、今月も書いていきます。
先月は2年ぶりに住宅ローン関連の記事を書きました。

2年前と比較すると随分と金利が下がっていて

「こりゃあ今、住宅ローンを組んでマイホームを手に入れられる人は有利だな~」

という印象を持ちました。
夢のマイホームを手に入れるのなら、そりゃあ当然住宅ローン金利は低いに越した事はありません。

そして過去最低の記録を塗り替えつつ進んできた住宅ローン金利の低下。
10年固定の長期金利さえ0.55%とかってワケの分からない数字になってきています(^-^;
0.55%ってあなた、1,000万円借りたとしたってどれだけの金利支払いになるかというと・・・

 1,000万円 × 0.55% = 5.5万円

と算出されて、1年間での金利負担がたったの5.5万円て。
これ全然銀行は儲からなくてシャレにならないですね(^o^;
いくら土地と建物を担保に取っているとはいえ、1,000万円もお金を貸して年間5.5万円しか収入にならないんじゃ、手間ばっかり掛かって儲けが少なくて困ったものですね。

まぁ、逆に我々庶民が住宅ローンを借りるのには、これ以上ないというチャンスのタイミングではあります。
こんな低金利を実現しているのは、日銀が実施しているマイナス金利のお陰ですから、そのマイナス金利が解除されてしまう前に借りないと、ジワリジワリと金利は上がる恐れがありますからね。
まぁ、マイホーム入手は金利がどうこうよりも「頭金が貯まった」ですとか「結婚して子供も出来てそろそろマイホームを!」みたいな別のタイミングが大事で、そのタイミングが今きている人達は、低金利の今を逃す手はないのかな、と思います。

【目次】

住宅ローン金利調査対象

さてさて、そんな感じで今月も銀行各行の住宅ローン金利を比較していきましょう。
住宅ローンで人気のある厳選8銀行の2016年12月の住宅ローン金利を調査しました。
調査した銀行は以下の通りです。


では2016年12月の金利動向を追ってみましょう(^-^)/

変動金利の比較

まずは変動金利からです。
ここ数年、金利低下に伴い人気が高いのが特徴です。

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2016年11月現在は「0.497~1.2%」程の金利でしたが、今月も「0.497~1.2%」と変化なし。
まぁ変動金利(へんどうきんり)という名前は付いていますが、大手銀行では半年毎のタイミングでしか見直されませんから、そこまで毎月変動するわけではないですからね。
ネット銀行がちょこちょこ変えてくる程度です。

固定金利3年の比較

続いて短期の固定金利を見てみましょう。

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こちらは先月に引き続いてイオン銀行が一番金利が低く0.38%ですね。
3年固定金利の様に超短期間のみ固定金利の場合は、その後の金利値引き幅が小さかったりとデメリットもあるので、ごくごく短期間で住宅ローンを返し終わる事ができる人くらいしか利用するメリットはありませんので、あしからず。

固定金利10年の比較

数年前までは一番人気だった10年固定金利。

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じぶん銀行が0.5%という最低金利を示していますが、じぶん銀行は事務手数料が借入金額の2.16%も掛かってきますので、注意が必要です。
実質の最低金利は三菱東京UFJネット住宅ローン[カブコム専用]でしょうかね。

これも借り入れ期間が20年程度とかの短めの人が利用すると良い金利になります。

固定金利20年の比較

フラット35の20年までの借り入れも含む、20年固定金利を見てみましょう。

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おぉ!
住信SBIネット銀行の0.91%というのは驚異的な低金利ですね!
20年もの長期間で借りても年率1%以下の金利しか取られないんですか!?
もし今月住宅ローンを組むなら、この20年金利がイチオシですね(^-^)/

いやー、これは全然金利負担なしでマイホームが入手できて良いですね~♪

固定金利35年の比較(フラット35含む)

こちらはフラット35を含む超長期固定金利です。

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2016年11月の35年固定金利(フラット35含む)が「1.22~2.03%」。
2016年12月の35年固定金利(フラット35含む)が「1.29~2.12%」。
となっており、先月と比べて0.07~0.09%ほどの金利上昇が見られます。
ジワリ、長期金利が上がってきた印象でしょうか。
これはフラット35の金利は来月以降も注視した方が良さそうですね。

まとめ

住宅ローン金利の推移を2ヶ月連続で追いました。
先月と比較すると、変動金利はほとんど変化なし。
固定金利の3~20年は若干低下。
フラット35が若干の上昇と相成りました。
ちょっと追跡期間が短いので、これといった事は言えませんが、日銀が導入している「マイナス金利政策」が解除されればこの住宅ローン金利も上昇する恐れがあります。
また、アメリカの次期大統領がトランプ氏となった事で、アメリカのけいきは上向き、その景気過熱を押さえるために来年は米国金利が上昇します。
米国金利の上昇は、日米金利差の乖離となり、米ドル高・円安を招くことになります。
円安ドル高になるのは多くの輸出企業にとっては追い風となりますが、海外から物を輸入する時にはその価格が高くなります。
こうした影響が住宅価格や住宅ローン金利にどう影響してくるのか?
マイホーム入手を夢見る皆さんは、注視が必要です。

と、まとめはここまで。
もう2016年が終わってしまうのが残念ですが、来年の2017年は一年間追いかけて、年間通しての金利推移なんかも示す事が出来れば良いなと思います。
例年、住宅ローンは年間とおして12月に契約する方が多いそうです。
今年の年末も「マイホームGet!」という素敵な夢が叶う人が多いと良いですね(^-^)v