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住宅ローン金利比較~2014年2月~変動・10年・20年・フラット35

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消費税増税の駆け込み需要

住宅やマンションの購入に大きく影響を及ぼす、消費税の増税
これまでも初の消費税導入時や、3%から5%に増税された時には「駆け込み需要」が起き、増税前に住宅やマンションを購入し、増税後には駆け込み反動減で一気に購入者が減るという現象が起きています。

今回の消費税5%から8%への増税時も勿論これは発生している様で、2013年10月の大手ハウスメーカーは軒並み受注が減少しているそうです。
なぜ消費税が上がる2014年4月に受注が落ちるのではなくて、2013年10月なんかに受注が落ちたのでしょうか?
それは注文住宅や新築マンションは契約から引き渡しまでに数ヶ月、長ければ数年かかります。
政府は消費税増税の影響を最小限にとどめるために「経過措置」として、2013年9月までに契約すれば2014年4月以降に引き渡しても現在の5%の消費税の税率が適用されるという特別措置を導入しました。

このため「2013年9月までにマイホームを契約しちゃおう!」という家族が増え、駆け込みで2013年9月までに契約。
しかしそれは市場の先食いなだけのため、2013年10月以降は購入者が減ったという事に繋がりました。

現時点で消費税5%で住宅やマンションを購入しようとすると、建売住宅や分譲済みでまだ買い手が付いていないマンションを購入するしかありません。
しかしまぁ、住宅ローンの審査に最低でも2週間は取られたり、契約だなんだと時間を取られるので2014年3月31日までに引渡しを受けるのはきついタイミングですか・・・。

2014年2月の住宅ローン金利

という訳で、新規に買う人というか既に契約していざ引渡しが今月を迎えた人にしかほとんど関係のない話になりそうな、2014年2月の住宅ローン金利を比較します!

住宅ローンで人気のある銀行11行ほどの2014年2月時点の住宅ローン金利を調査しました。
楽天銀行はフラット35のみの取り扱いです。

調査した銀行は以下の通りです。

  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • みずほ信託銀行
  • 三菱UFJ信託銀行
  • りそな銀行
  • 新生銀行
  • 東京スター銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • イオン銀行
  • 楽天銀行(フラット35)

先月までは金利固定20年までの内容を載せていましたが、はてなブックマークのコメントで

id:sentaro0525さん
フラット35も含めてもらえると良かった

とのご要望を頂きましたので、フラット35も含めてみました。
でわでわ、それぞれの変動、固定期間別の住宅ローン金利の順位を見て行きましょう!

変動金利の低い順

最近の住宅ローントレンドである変動金利の金利が低い順に並べてみましょう。

f:id:MoneyReport:20140209094943p:plain

1位は住信SBIネット銀行で
変動金利 0.65%
先月よりも0.02%下がっています!
すっごい低い金利でお金が借りられますねー。
これは皆さん変動金利で住宅ローンを借りてしまう訳ですね~。
低いなぁ。

10年金利の低い順

続いて10年金利の低い順です。
10年金利と表示しているのは実際には固定金利期間選択型の当初10年間固定金利の住宅ローンを示しています。10年経過後には、変動金利にするかまた固定金利期間選択にするかを選びます。

f:id:MoneyReport:20140209095047p:plain

10年金利の1位はイオン銀行ですねー。
10年金利 1.25%
こちらは先月の金利から変わらず。
まぁ充分低いです。

20年金利の低い順

20年金利の低い順に並べてみます。
20年金利までくると固定金利期間選択型というよりは全期間固定で返済期間が20年みたくなってきますね。

f:id:MoneyReport:20140209095102p:plain

10年金利の1位は新生銀行です。
20年金利 2.1%
こちらも先月からは金利変わらず。
ただし他の銀行は先月と比べて上がったり下がったりしています。
長期金利の動向次第で今後は金利が上昇していくかもしれません。

フラット35金利の低い順

35年金利の低い順に並べてみましょう。
これはフラット35の機構買取型を利用した場合になります。少しだけ解説しておくとフラット35とは住宅金融支援機構と銀行が一緒になって貸してくれる住宅ローンです。
これ以外の住宅ローンが「銀行がお金を貸し出す」のに対して、フラット35は「住宅金融支援機構が後ろ盾になり銀行がお金を貸し出す」という形になっています。銀行が自分の所だけでリスクを負わなくて良い分、金利を下げることが出来ます。
また繰上返済手数料が無料といった特徴もあります。

f:id:MoneyReport:20140209095143p:plain

フラット35は楽天銀行が1位ですね。
フラット35 1.97%
2%以下の金利で35年間もお金が借りられるんですか・・・。
よく見ると、20年金利1位の新生銀行2.1%よりも低いじゃないですか!?
こんな事ってあるんですねぇ。
まぁフラット35は上述の様に、住宅金融支援機構もバックアップしていますからねぇ。

笑い話の種になるような金利かもしれません。
今後景気が良くなって金利上昇とかがあれば、「2014年2月のフラット35の金利1.97%だって!笑い話だよな。今なんて5%だよ」とかって時代が来るかもしれません(実際バブルの頃の金利は最高で8.5%とかありました。変動金利で、です。)
今は住宅買い時かもしれませんねー。

金利の低い銀行に今すぐ住宅ローンを申し込むべきか?

これらの金利を見て「新しい若い銀行の方が金利低いからそっちで借りよう!」と思った方はちょっとお待ち下さい。
前回の記事のブコメでこんな内容の投稿も頂きました。

id:panda_qさん
おいおい、大手銀の値は実際にはもっと低いよ。
これは定価みたいなもんで、この値で借りる人なんてほとんどいない。
人によってネット銀と同じくらい割引されるよ。

とのコメントを頂きました。
私は直接大手銀行で住宅ローンの申し込みをやった事がないのではっきりしませんが、住宅ローンを検討されている方は諦めずに一度大手銀行にも問い合わせをされても良いかもしれません。

また消費税が2014年4月から5%から8%に3%の増税がありますが、住宅ローン減税の枠が2倍に増えますので、あながち2014年3月までに買うのと、2014年4月以降に買うのとどっちがお得かは、ちょっと検討の余地があるかもしれません。
2014年4月以降の住宅ローン減税のお話についてはid:ikahonokahoさんの記事に詳しく紹介されていますので、そちらをご覧下さい。

住宅ローン減税措置拡大の適用要件のまとめ - FX初心者向けまとめ解説(株式投資もあるよ)

まとめ

  • 2013年10月時点で駆け込み反動減が既に起きている
  • 2014年2月の住宅ローン金利を代表的な11銀行で比較
  • 変動や固定期間によって金利の低い銀行は変わる
  • フラット35の金利の方が20年金利より低かった!
  • 2014年4月に控えた消費税増税後は住宅ローン減税が拡充