住宅ローンの困った話「バブル期の高金利で借りた顛末」
今週は住宅ローンのトホホな話2連発。
住宅ローンで困った話「一度だけの支払いミスで・・・」 - マネー報道 MoneyReport
住宅ローンで困った話「希望金額まで貸してもらえない」 - マネー報道 MoneyReport
ここまで来たらいっそのこと、「住宅ローンのトホホな話Week」にしてしまおうかと(^^;
ですが友人で住宅ローンでトホホだったのは2名くらいだったので、後は他のブロガーさんでトホホだった話をご紹介していきたいと思います。
バブル期に住宅ローンを組んだ方のトホホ
その昔のトホホ~そして、住宅ローンに手をつける。 - 日本語が不自由なオヤジの勝手な民事再生、払えないよ。 (2016/7/29現在リンク先サイトなし)
その昔は一部上場企業で安定収入で生活楽勝だったが、病がきっかけで転落し、開き直り、法的ではなく勝手な個人民事再生を開始~その後の債権者とのやり取り~裁判がどうした~弁護士なんて不要でお気軽生活物語。 前記した記事は、はっきり言うと「長期滞納(踏み倒し)計画である。 そして、これをやらなければいけない肝心なのは「住宅ローン返済計画の変更」である。 私の場合「旧住宅金融公庫」=「住宅金融支援機構」なので、下記でのシュミレーションから始めた。
こちらの方の住宅ローンのトホホな話は、バブル絶頂期に借りた住宅ローンの返済苦労話。
現在では10年固定金利が2.1%とか非常に低金利ですが、バブル期の10年固定金利は
6.15%
!?
という恐ろしい高金利でした。
まぁイケイケドンドンの好景気ですから、インフレを抑制するためにも日銀の公定歩合(懐かしい♪)は高く設定され、銀行が貸し出す住宅ローンも当然高金利で貸し出されていました。
-- 文言解説 --
【公定歩合】こうていぶあい
その国の中央銀行(=日本では日本銀行)が決定し、金融機関に貸し出しをするときに適用する基準金利。公定利率。
しかも10年経過後の金利も6.7%と非常に高い。
これはきついですよー。
複利の計算で言うと、12年でほぼ元金の倍の金額を支払わないといけなくなる程の高金利です。
まぁ返済で元金が減っていくので、そこまで短期間で総支払額が倍にはならないですが。
でも当時は住宅ローンで3,000万円借りたら、最終的な支払総額は6,000万円とかになっちゃう時代ですからねー。
住宅ローンの金利推移のグラフを見てみましょう。
確かに昔、6%を超える時期があります。
というかバブル絶頂期は8.5%なんてバカな金利もありますよ!?
うーん、金利高いですねー。
住宅ローンで支払総額2倍なんてありえる?
一応、計算してみましょう。
物件価格 3,000万円
ローン金利 6.7%
返済期間 25年間
------------
返済総額 6,190万円
やっぱり、2倍の金額以上を支払う事になってる!!!
3,000万円の家を買ったつもりなのに、実際には支払い完了時には6,190万円も支払っている!
実際には6,190万円の買い物!
マイホーム高い!
高過ぎる!!!
バブルの頃の金利恐るべしですねー。
いやー確かに昔、祖父に「住宅を買う時には実際の買値の倍くらい支払わなくちゃいけないんじゃよ。」と言われた事がありましたが、当時は金利計算なんて当然してなくて。
祖父の言っていた事は本当だったんだな~。
こないだ計算した金利2.22%で計算した時には20年で3,718万円でしたから、その差額は
6,190万円 - 3,718万円 = 2,472万円
金利がたかだか数パーセント違うだけで、こんなに支払総額が違うんですから、低金利の時代に住宅を買うのは重要ですねー。
借り換えのトホホ
その後、バブルが弾けて不景気がやってきます。
銀行は貸し渋り、貸し剥がしを経て、住宅ローンの低金利時代がやってきます。
「住宅ローンの借り換えをしましょう!それだけで何百万円も節約できますよ!」
と住宅ローンの借り換えが異常に流行った時期がありました。
私の職場の上司も当時「住宅ローンの借り換えで、返済期間も縮まったし、返済総額もすごく下がったんだよ」と話してくれていました。
ところがこの住宅ローンの借り換えには1つ落とし穴があります。
団信に通らないと借り換え出来ない
というものです。
あ、団信とは「団体信用生命保険」と言いまして、住宅ローンの返済中に死んじゃったら全額返済してくれる保険です。
これに加入しないと銀行はお金を貸してくれません。
しかも新規で団信に加入しないといけないんです。
意味分かりますか?
団信は生命保険なので、現在病気していると加入できないんです。
このブロガーの方は、住宅ローンを借りた後に病気をされていて、現在も病気持ちのまま。
病気持ちの人は団信入れません。
イコール、住宅ローンの借り換えができないという・・・。
その当時に、借り換えが出来たなら500万円も返済総額が下がったそうです。
借り換えが出来ないばかりに、高金利の住宅ローンのまま返済することに・・・。
高金利の住宅ローン、恐ろしいですね・・・。
まとめ
・他ブロガーさんのトホホな住宅ローン苦労話を紹介
・バブル期の住宅ローン金利は6.7%!!!
・高金利だと支払総額が購入金額の2倍以上になる場合もある
・住宅ローンの借り換えは病気していると出来ない