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住宅ローンで困った話「希望金額まで貸してもらえない」

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友人B君のトホホな話

昨日は住宅ローンにまつわる友人A君のトホホな話をご紹介しました。

住宅ローンで困った話「一度だけの支払いミスで・・・」 - マネー報道 MoneyReport
概要:忘れっぽい友人A君は、マンション購入のために住宅ローンの申請をするも続けて銀行の審査に落ちてしまいました。原因は車のローンの支払いを忘れて滞納した経験があったこと。CICの信用情報に金融事故として掲載され、住宅ローンは5年間組めない事になってしまいました。

これは結構きつかったみたいでした(奥さんに散々なじられた様です(>_<))。

さて、本日登場して頂くのは社会人になってから出来た友人B君。
B君は「人生は短い。先に楽しんだ者勝ち!」と言ってはばからない豪気な性格。
バンバン金を使います。
ボーナスが出る前に、ボーナス払いで家具や家電を購入したり、車も高い外車をローンでバンと買ったりします。

そんなB君ですが、彼女さんと出来ちゃった結婚。
子供も産まれ、家族が増え、以前の様に自由にお金を使う事はできなくなっていきました。
House

地方都市に転勤になり一軒家を目指す!

B君はじきに東京本社から地方の支店へ転勤となりました。
地方都市という事もあり、普通にアパート暮らしをしていましたが、その支店とその土地が気に入ったらしく、マイホーム購入を決断。
奥さんに背中を押されながらB君も「夢のマイホーム」をゲットすべく活動を開始しました!

地方ですからね、首都圏に比べれば土地がグンと安いです。

「どうせマイホームを買うなら一戸建てだ!」

と夢が膨らみます。
B君は豪気な性格です。
というか気短と言った方が良いかもしれません。
何件か物件を見ている中で、建て売り住宅で非常に気に入った物件があり

「この家、買います!」

とその場で宣言!
手付け金として50万円を支払うことにし(後日購入金額に算入)、帰りました。

【文言解説】
建て売り(たてうり)
まず家を建て、それを販売すること。また、その家。
「建て売り住宅」

建て売り住宅はハウスメーカーが持っている土地を区画整理し、1戸建てを建てられる区画に分けて、そこに自社ブランドの家を建てて売っています。
ちょうどB君が気に入ったのは二階が居間になっている「逆転プラン」というタイプの家で、中が一部スキップフロアになっているのも気に入ったそうです。

融資金額が物件価格の・・・

さてさて、手付け金も支払ったので後は突き進むだけ!
ハウスメーカーの勧める銀行で、住宅ローンを申請します。
豪気なB君、頭金なんて貯めてません。
建て売り住宅の金額全額を住宅ローンで賄います。
まぁそれでも地方都市なので土地と建物セットで3,000万円位だったとのこと。
3,000万円フルローン。
支払期間は35年。
住宅ローンをフルに使います。

銀行への住宅ローン融資の審査をお願いして、返ってきた答えは

9割までしか貸せません

へ?
あのー、全額3,000万円貸してくれと依頼したんですが~?
確認してみると、外車のローンがまだ残っていたり、クレジットカードをたくさん持っていてそちらに枠を取られたりだとか、理由は色々あるけど「全額ムリムリ、90%までしか貸せませんよー」とのこと。

ガビーン

落ち込むB君。
貸してくれない訳じゃないけど、9割までしか貸してくれない。
残りの1割300万円は自分でなんとかしないといけない事に・・・。
手付け金も支払ってしまっているし、後には引けない状況。
さぁどうするB君?

最終手段は・・・

友人・知人に300万円も借りられる訳もなく、自分の親に相談するB君。
ところが親御さん達も豪気な性格ときて貯金はなし。
親には借りられず。
途方に暮れた所で、奥さんから救いの話が・・・。

その話とは、奥さんの親から

300万円出してあげる

との素敵な提案。
B君の奥さんはB君と違ってしっかり者、奥さんの親御さんもしっかり者で「子供が将来家を建てる時に」と別にお金を貯金していてくれたそうです。

奥さんの親御さんが出してくれた300万円と9割分の住宅ローン2,700万円で、めでたく一軒家を手に入れる事が出来ましたとさ。

あれ?
トホホな話じゃなくて、HAPPYエンドになっちゃった(^^;

あ、その後は今回の一件で奥さんに頭が上がらなくなり、尻に引かれる事になりましたとさ。ここがトホホ。

まとめ

・住宅ローンの審査によっては、希望金額まで全額貸してくれるとは限らない

・困った時の親頼みという手もある

・夫婦の内、どちらかはしっかり者の方が良い


B君は先に手付け金を入れてしまい後に引けなくなってしまいましたが、もっとスマートに進める方法もあります。

銀行に事前に住宅ローンの仮審査を出して「自分には幾らまで貸してくれるのか?」を先に知るという方法です。

これは買う気がない物件で良いので、「この物件を買いたいから住宅ローンの仮審査をお願いします」と言って、書類を書いて申請します。
2週間程度で借審査が終わるので、そこで出てくる結果で判断します。
この時に、自分の欲しいと思っている物件価格よりも高目の物件で仮審査を受けるのがポイントです。
3,000万円の物件を狙っているなら、3,500万円の物件で出すみたいにして出します。これで仮審査結果が「3,300万円までなら融資できます」と返ってくれば、自分が借りられる目いっぱいの金額は「3,300万円までか」とMAX金額までわかるので、その金額を知った上で物件探しをする事をオススメします。

以上、住宅ローンで困った希望金額まで貸してもらえない」話でした。