屋号
フリーランスになって持つことが出来ることの1つに『屋号(やごう)を名乗れる』というのがある事をご紹介させて頂きました。
屋号はフリーランスにとっての会社名みたいなもの。
自分の事業をイメージさせつつ個性を出せる素敵な名前、それが屋号です。
昨日はそんな屋号の名前の付け方のアイデアを紹介しました。
で、1つアイデアで抜けていた物がありました!
それをブコメにて教えて頂きましたので、ご紹介。
id:f-asoさん
あとドメインも!気に入った名前でもない場合がありますからね~
そうでした!
屋号を取ったは良いけど、いざ自分のフリーランス向けのHPを作ろうとした時に「自分の希望ドメインが他の人に取得されていて使えない(T_T)」なんて言うのはよくあること。
私も「これだ!」という屋号が思いついた時にドメインをチェックしたら既に使われていて諦めた名前もありました(;_;)
自分の事業用のドメインは「~.com」が理想的ですが、.comドメインは競合が激しく、またドメイン売買目的で良さげな名前は押さえられている場合が多いです(-_-;
「~.co.jp」とかは法人で登記してないと取れなかったりと規制もあって更に取り辛いですし・・・。
屋号検討時には「屋号のドメインが取得できるか?」もチェック項目に必要ですね!
id:f-asoさん教えて頂きまして、どうもありがとうございます(*^_^*)w
昨日の記事本文に追加しておきたいと思います(^-^)/
続いて屋号のアドバイス。
id:s-supporterさん
『ブログでは恥ずかしいので屋号名は伏せておきますけれども』いやいや、サラッと屋号を言えないのならつけた意味がない、「名前を憶えてもらう」というブランディングが成り立ちませんがな(笑)
確かに、id:s-supporterさんの仰るとおりブランディングを考えると屋号名もブログやSNSでも名乗る方が良いんだと思います。
屋号を公開するメリットとしては「周囲に認知してもらう事が出来る!」ですとか「仕事のお誘いを頂けるきっかけになる!」と言った物があると思います。
ただですねぇ、今度別の記事で詳しく書きますが私ネット上でのブランディングを考えていないんですよね(^-^;
検討はしましたが「現状やめておこう」という立ち位置にいます。
それで屋号名は非公開で行くつもりです。
ですがネット上や対外的に大きな仕事をして行きたい場合には、どんどん屋号を名乗って、知名度をアップしていった方がプラスになりますので、id:s-supporterさんのアドバイスの様に、どんどんブログ上でも屋号を名乗っていった方が良いでしょう(^-^)w
写しの活躍
さて、もう1つ前の記事で個人事業の開業届のお話を書きました。
この記事の最後に
また、「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」については2部書いて税務署に提出しましょう。
1部は税務署への提出様で、2部目は自分向けの「写し」になります。
この「写し」がないと困る場面も実は多々ありますので、必ず2部をセットに提出しましょう(^-^)/
「写し」がないと困る場面については、また別の記事で。
と書かせてもらいました。
で、本日は実際にこの「写し」がないと困る場面の1つをご紹介させてもらいます。
あ、まぁ私は自分で2部作って郵送して、1部が税務署の印鑑を押した物を返送してくれていたので、自分で持っていました。
そしてつい先日、この「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」の写しが活躍しましたので、ご紹介させてもらいます(^-^)/
屋号の銀行口座を持ちたい!
独立してすぐの頃から
「屋号名の銀行口座が欲しい!」
と思っていました。
よく会社とかであるじゃないですか。
「代金はご指定の銀行口座にお振込下さい。 株式会社XXXX」
みたいなの。
銀行口座に会社名義の名前があって、そこに振り込むみたいな。
アレをせっかくフリーランスになったんですから、やってみたいな~と♪
屋号名の名義の銀行口座を持ちたいな~、と(^-^)w
どこの銀行に開設する?
よく中小企業の社長さん達の本を読むと
「銀行は地場の信用金庫か信用組合がオススメ!」
と載っていたので、近所にあった信用金庫に口座を作ろうと思っていました。
将来的に事業資金を借り入れしたりする時に、親身になって相談にのってくれて良い、と。
ただ昨年秋に独立を志した時に、学生時代の友人で社長になった人に相談に行った時にもらったアドバイスで
「信用金庫よりも地場の銀行の方が良い。初回の貸し出し利率も2%台に抑えてくれる。信用金庫だと初回の貸し出し金利は4%台を取られる。」
と(^-^;
現在すぐに事業用資金を借りるつもりはありませんが、将来的に借りる時にそりゃあ低利で貸してもらえる方が有り難いじゃないですか。
じゃあという事で友人(社長)の勧めに従い、地場の銀行に口座を作る事にしました。
下手に都銀とかで銀行口座を作っても、事業用資金の借り入れで100万円とか1,000万円とかを借り入れる相談に行っても、相手にしてもらえないと社長さん達の本には書かれていました。
きちんと身の丈にあったお付き合いの出来る銀行を選んだ方が良いそうです。
いざ手続きへ
さて、話題が逸れましたが本筋に戻しましょう(^-^;
「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」の写しが活躍する場面というのが、この銀行で事業用口座を開設する時なんです!
以下に銀行で事業用口座開設時に必要な物をまとめてみましょう。
【銀行で事業用口座を開設する時に必要な物】
- 印鑑
- 身分証明書(免許証)
- 「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」の写し
- 初回入金用現金
の4つになります。
この時に「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」の写し(控え)がないと
「申し訳ないですが口座は開設できません」
と断られてしまいます(>_<)
事業用口座なのできちんと事業をやっている事を証明する公的な書類が必要なんですね~(-_-;
銀行口座は最近では犯罪に悪用されたりマネーロンダリングに使われてしまう事もあるために、きちんと証明できないと口座を作らせてくれない様です。
こうした困った事にならない様にきちんと、「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」は2部書いて持参し、写し(控え)をもらっておきましょう(^-^)w
で、私は無事に屋号名付きの銀行口座をゲットしました!
ただ会社名の様に屋号名だけで口座を作れるのかな~、と思っていたのですが、そうはいかなくて
「屋号名 代表 自分の氏名」
という口座名義になりました!
これは銀行によっても違うみたいで
「屋号名 自分の氏名」
となる銀行も多いとの事。
ただしいずれの場合でも屋号名だけの名義の銀行口座は開設出来ないそうです。
ネットショップとかでお客さんからの入金用口座に利用を考えていて「自分の名前は書きたくない」と思っていた人には、ちょっと使い辛いですね、屋号の銀行口座は。
どの道、自分の氏名は表示されちゃいますから(^o^;
個人名を伏せたい時にはやはり、法人成りして会社名で作った銀行口座を使うしかなさそうです。
地場の近所の銀行
結局のところ、私は地場の銀行に屋号付きの事業用銀行口座を開設しました。
銀行口座開設時の注意点としては、銀行で口座を作る時には原則は自分の住んでいる場所に一番近い支店でしか口座は作ることは出来ない、というものです。
事業用口座の場合には、または事務所(事業所)から1番近い支店になります。
私の場合は自宅が事務所なので、自宅の近くの支店で口座を開設しました。
口座開設後の注意点としては、取引先とのお金のやりとりは原則はこの事業用口座を使う様にするというい事です。
こうする事で、この銀行に「毎月どれだけの金額の商取引がある」というのを知ってもらう事が出来ます。
この取引の入出金を1年は続けます。
そして1年経過後以降であれば、ようやく借り入れが出来る様になってくるそうです。
ただし借り入れの限度額は売り上げの3分の1までしか貸してくれないそうです(前述の友人社長談)。
まだ事業用資金の借り入れはしない予定ですが、将来的に必要な時に融資を受けられる様に準備していきたいと思っています。
まとめ
- 事業用銀行口座を作る時には「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」の写し(控え)が必要!
- 屋号名の銀行口座名義は「屋号 代表 氏名」か「屋号 氏名」になる!
- フリーランスが銀行口座を作るなら都銀じゃなくて、地場の銀行か信用金庫などの小さい銀行の方が良い!
- 将来の事業融資に向けて、取引先との入出金は事業用口座を使うようにする!