フリーランスのマネー講座
昨年秋頃に連載させて頂きました「フリーランスのマネー講座」はフリーランス(個人事業主)として活動されている方達にまつわるマネーのお話全般について書かせて頂きました。
健康保険に始まり、所得税や住民税、年金まで。
フリーランスの方達が避けて通る事の出来ない『お金』の話を書き連ねていました。
昨年は『フリーランスの方向け』に書いていましたが、自分自身が「将来フリーランスになった時のために」と思って調べて書いていたのもありました。
そしてお陰様で2015/04/01にフリーランスの仲間入りを果たす事が出来ました!
と、言う事は当然私自身にもフリーランスの皆さんの身の上に起こるマネーの話が適用される事となり、今回はそんなTOPICの1つ『住民税』のお話でございます。
サラリーマンの住民税
サラリーマンをしていると住民税は給与から天引きされて会社が代行して支払ってくれるため、あまり意識する事がありません。
給与明細を見て
「あぁ住民税は今月は幾らか~」
と思うだけかと。
というかほとんどの場合、毎月同じ金額が住民税として天引きされるため「今月は幾ら」という事もないですね、「住民税は毎月幾らだな~」と思うだけですか(^^;
サラリーマンの皆さんの場合には、大抵5月中に市町村役場から届く『住民税の決定通知書』を元に6月から新しい住民税の金額が適用され天引きされます。
5月か6月の給与明細と一緒に『住民税の決定通知書』も受け取られたかと思います。
住民税は昨年の1~12月の間に得た収入を元に計算され課税されます。
昨年、給与や賞与が一昨年に比べて増えた人は住民税が6月から増えて、収入が減った人は住民税が6月から減る事になります。
5月と6月の給与明細で「住民税」欄の金額が変わっていると思いますのでチェックしてみて下さい(^-^)w
住民税の支払い方の違い
さて、ここからが本題ですがフリーランスの場合の住民税はどうやって支払うのでしょうか?
サラリーマンの皆さんと同じように毎月納税するのでしょうか?
否!
フリーランスの住民税は、
一括払い or 年4回払い
で納税する必要があります!
少し前までサラリーマンをしていた身の上としては
「げ!?毎月払いじゃないの?何で?」
と思ってしまうのですが、でも実のところはこれが本来の住民税の支払い方の様で「普通徴収」(ふつうちょうしゅう)と呼ばれます。
逆にサラリーマンの様に毎月会社が住民税を納める方法を「特別徴収」(とくべつちょうしゅう)と呼ばれます。
普通徴収の年4回払いを選択した場合には「6月、8月、11月、1月」の4期に分けて納税する事が多いそうです。
この辺は住んでいる市町村によって違いがあるのかもしれません。
また投資や副業収入があり確定申告をしたサラリーマンの方で、確定申告時に「住民税に関する事項」欄に「給料から差引き」ではなく「自分で納付」にチェックを入れておいた人も普通徴収の対象者になりますね(^-^)w
この場合には、会社からは特別徴収で住民税を天引きされ、普通徴収で住民税を自分でも支払うという両方の徴収方法で住民税を納める事になります。
投資で儲かっているサラリーマンの方では結構多いんじゃないですかね~、こういう方。
住民税納税通知書が届いた!
さて、何やかんやで住民税の話題で長引いてしまいましたが、フリーランスの私の所にも普通徴収の
住民税納税通知書が届きました!
厳密には「市・県民税 税額決定・納税 通知書」が届きました。
いやー、これについては結構恐れていました(^^;
昨年の今頃フリーランスの方達が「住民税半端ない(-_-;」とか「住民税の請求来た!厳しい(>_<)」とかって沢山の記事を見ていたので(^^;
で、自分に届いた住民税の納税通知書にはやはり昨年の収入に対して
10%の税率が取られています(>_<)
自分で昨年試算した金額よりは少し少なかったので、まぁ想定範囲内ではあるのですが、やはり高いですね~(;_;)
昨年は
サラリーマンの収入 + Webサイトからの収入
があったので、昨年までの住民税よりも当然高く徴収されます(-_-;
これ、私はまだ今年収入あるから良いですけど、体を壊して仕事を辞めなければいけなかった様な人にだって、昨年の収入ベースに住民税の請求が翌年くるので、結構厳しいと思うんですけどねぇ・・・。
なかなか破壊力のある住民税請求ですが、一括で支払うのは厳しいので4分割で納税しようと思います(^o^;
いや、しかし住民税高い・・・