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【まとめ】ギリシャがデフォルト(債務不履行)に!IMFから「延滞国」認定

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恐ろしい事態に

最近はFXトレードを休んでいるために投資関連の話題にとんと疎くなっているのですが、今朝の新聞の朝刊の見出しを見て

「これは書かねば・・・」

と重い腰を上げた次第です。
新聞の朝刊TOPの見出しには

ギリシャ「延滞」
IMF新たな支援停止

の文字が躍っていました。
EU(欧州連合)などによるギリシャへの金融支援が2015/7/1に失効しました。
これによりギリシャは2015年6月末が期限のIMF(国際通貨基金)への返済も滞納し、事実上のデフォルト(債務不履行)に陥ったとのこと。

まぁギリシャで反緊縮派が選挙に勝った時点でその道筋が決まっていたとはいえ

「ギリギリでデフォルトは回避できるんじゃないか?」

との色々な人々の思惑を裏切って、先進国としては初めてデフォルトになりました。

チャート

相場は週末時点でギリシャがEU案を否決し、2015/7/5に国民投票で是非を問うと返答した時点でどうなるかが分かっていた様で今週の月曜日である2015/6/29に相場は大きく動いています。

f:id:MoneyReport:20150702160205p:plain

上記のチャートはユーロ/円の日足チャートですが6/29(月)に上は1ユーロ138.105円、下は1ユーロ133.674円で、1日の間に上下に4円も振れる大激震となりました(>_<)

「ギリシャはデフォルト回避だよ」

と先週末時点でユーロクロスの通貨を持っていた人は週明け痛い目を見た事でしょう(-_-;
まさかのトレードできない週末でのギリシャの回答でしたからね~。

しかしその後は特段大きな動きとはなっていなくて、その後は1日1~2円程度の値動きとなっています。

ギリシャの話題まとめ

さて、私もあまり話を追えていなかったので、久々の金融・経済のまとめ情報を行きたいと思います(^-^)/

日付順です。
2015/6/30の記事から。

ギリシャの長期金利急上昇…欧州で15%台に : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


ギリシャが事実上の債務不履行(デフォルト)となる可能性が高まったことを受け、ギリシャの長期金利(10年物国債の流通利回り)が急上昇している。


30日の欧州金融市場では、2012年12月以来、約2年半ぶりの水準となる15%台に達している。

ギリシャの長期金利が15%台ですか!
確かに2年前位に一回ありましたね、EUの金融危機の最中に何カ国かの長期金利が10%越えまで上昇したのが!
あの時は、何とか金融支援を受けてデフォルトは回避できたんですけどね・・・。
今回はダメでしたか(>_<)


続いて20115/7/1の記事。

EUのギリシャ支援失効…IMF返済期限切れ : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


欧州連合(EU)などによるギリシャへの金融支援が1日、失効した。

 国際通貨基金(IMF)も、ギリシャが6月末の期限までに約15億ユーロ(約2000億円)の融資返済を行わなかったと発表した。ギリシャは事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥った。IMFへの返済を滞納したのは、経済協力開発機構(OECD)加盟の先進国で初めてとなる。

2015/6/30が返済期限だった15億ユーロをIMFにギリシャが返還を行えなかった、と。
借金の返済期限に返せなかったと。
これが個人なら

「だらしないなぁ」

で後はその個人と家族が延滞金を支払うなり、家を引き払うなりする事になるのでしょうが、これが国家ですからねぇ。

「だらしない」

だけでは世の中済まないのは周知の事実で、返済できなかったツケを今後はギリシャとEUが支払う事になります。
もしかしたら日本の投資家もそのツケを負わされるかもしれません・・・。

続いて2015/7/2

IMFは「延滞」と表現、事実上「デフォルト」 : 経済 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)


 ギリシャは、国際通貨基金(IMF)から借りた約15億ユーロ(約2000億円)を6月末の期限までに返済できず、事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥った。

 IMFはデフォルトという表現を避けたが、欧州金融安定基金(EFSF)は1日、ユーロ圏による融資の一部がデフォルトとして扱われる可能性があると発表した。ギリシャを取り巻く環境は切迫度を増してきた。


 デフォルトは本来、国や企業が約束通りに借金の利息を支払えなかったり、元本を返せなかったりする状態を指す。IMFに対して返済期限を守れなかったギリシャも該当する。


 しかし、IMFは今回、デフォルトという言葉を使わずに「延滞」と表現した。これまでデフォルトを認定するのは民間格付け会社だった。IMFは民間の債権者とは立場が異なり、国の支援を目的とする機関であるため、金融市場への影響も考慮したとみられる。

IMFはギリシャの事を「デフォルトになった」とは言わずに「延滞した」という表現にしたそうです。
デフォルトって響きがきついですもんね。
イメージが悪いというか。
それで配慮があって「延滞」と。

ロイター記事

続いてもう少し掘り下げているロイター通信の記事もチェックしてみましょう。

ギリシャとリーマン危機比較、共通する予想外の連鎖リスク | Reuters


ギリシャのデフォルト(債務不履行)危機が迫る中で、リーマン・ショックとの比較でこの先の変動を予想しようというムードが浮上している。

今のところ、危機の深刻度はリーマンが数段上との声が多数だが、「予想外の連鎖」は共通しているのではないかとの指摘も少なくない。リーマン並みの打撃を受けた場合、各国にマクロ政策の対応余力があるのかどうかも、今後の焦点になりそうだ。


リーマン・ブラザーズの、負債総額6000億ドルという過去最大の破綻のインパクトは大きかったが、「リーマン危機」の本質は、レバレッジを効かせてリスクを大量に抱え込んでいた民間の金融システムの機能マヒにある。


だが、今回はギリシャの政府債務(国債)を持っているのは、ほとんどがトロイカ(EU、IMF、ECB)で、民間銀行は20%程度。さらに民間の保有主体も、ギリシャの銀行か、ヘッジファンドとみられている。ギリシャの財政問題は5年にわたっており「売りたいところは、ほとんどが売った」(外資系証券)とみられている。

リーマンショックに比べれば、今回のギリシャのデフォルトは大した事はない、と。
しかし「予想外の連鎖」は今後引き起こされる可能性があるのは、リーマンショック時と変わらない、と。
確かにサブプライムローン問題が出てすぐの時は、まさかそのご世界同時不況の引き金になろうとは想像されていませんでしたから。

日経平均は大幅続伸、イベント控え伸び悩む | Reuters


東京株式市場で日経平均は大幅続伸。一時272円高となり、取引時間中で4営業日ぶりに2万0600円台を回復した。米国株の上昇や為替のドル高/円安が支援材料となり、東証1部の7割近い銘柄が値上がりした。もっとも6月米雇用統計やギリシャの国民投票などイベントを前に手控えムードも強く、引けにかけてやや伸び悩んだ。

本日の日経平均株価は上昇したんですね~。
20,600円台を回復、と。
ちょっと株価高過ぎる感じがしますが、今後のギリシャのデフォルトを震源とした世界同時不況などが起きないのを祈るばかりですか。

アングル:債務危機から「避難」、ギリシャ移民が新天地求め豪州へ | Reuters


ギリシャ支援をめぐる国際債権団との交渉が行き詰まり、同国の将来に対する不透明感が強まる中、新天地を求めてオーストラリアに移り住むギリシャ国民が急増している。

こんな事も起きてるんですね!
EU内の他の国に移るんじゃなくて、南半球の大陸まで移り住む人が多いのは驚きです!
EU内に居れば「お前ギリシャ捨てたんだろ!」と後ろ指を指されますからね~。
だからと言ってオーストラリアまで逃げてくるとはビックリです。