デスマーチ
今日の夜は同僚の送別会です。
IT業界ではないですが時に忙しい時はデスマーチと呼ばれる徹夜続きの仕事を強いられる環境で仕事をしています。
デスマーチはキツイし、心身ともに疲弊していくし、周りの人間ともギスギスしがちです。
デスマーチの途中で、身体を壊して一時休職する人、精神的に参ってしまい退職していく人なども何人も見送ってきました。
幸い私はどんなにきついデスマーチであっても投げ出さずに最後まで乗り切ってきました。
スキル的には分かりませんが、体力的には誰にも負けない自負があります(^-^)w
今朝、id:wiz7さんの記事で丁度、デスマーチについて書かれた記事を読んで非常に懐かしく思いました。
デスマーチ・激務に巻き込まれたアナタが取るべき12の対処【メンバー編】 - プロジェクトマネジメントの話とか
デスマーチ攻略法（メンバー編）。懐かしいなぁ。IT業界ではないですがデスマーチで壊れて去って行く人は何人も見ました。幸い私は潰れず過ごしましたが(^_^)vデスマーチを一緒に乗り切った人は「戦友」です♪
そんなきついデスマーチを一緒に乗り越えた人は、同僚の枠を超えて仲間として強い絆で結ばれ「戦友」になります。
1日に20時間とか一緒に仕事をするので、気の合う人とは本当に仲良くなって、仕事の相談はもちろん、プライベートの話題もお互いに共有したりしてました。
photo by ke9tv
今週のお題「卒業」。
戦友だけの送別会
先日はそんな本気できつかったデスマーチの案件の時に一緒に乗り越えたメンバーだけで集まって、先にその同僚の送別会をやりました。
その時の案件できつかった話なんてもう山積み！
「もうこんなデスマーチ嫌じゃ！残業嫌じゃ！」
と駄々をこねて別部署に行った人間の話で盛り上がったり、
「あの時はマネーさんも大失敗やらかしたんだよな～」
と当時若くて仕事も分かっていなかったが故に犯した大失敗を取り上げて苦笑したり(^o^;
当時大迷惑を掛けて来た顧客側の人間をこっぴどくこき下ろしてみたり（この話は普段出来ない。戦友の間でだけしか話せない。勘違いされるので(^^;）。
デスマーチ後に体を壊して会社を去っていった人の話でしんみりしたり(;_;)
本当なんだろう、戦友達とは仕事上の付き合いなんですが下手な友達よりも仲が良いというか。
苦労を一緒に乗り越えたからこそ生まれる連帯感と絆が戦友たらしめてるのかな、と思ったりします。
そんなデスマーチ中に色々とあった失敗談や裏話みたいな話をして大盛り上がり！
久々に美味しいお酒を飲みました(*^_^*)/
今日は部署の送別会
そんなデスマーチ仲間の「戦友達の送別会」は既に終了。
本日は部署の送別会。
総勢数十名での送別会です。
今日は上司も含め多数が参加するので、こないだの様な「ぶっちゃけ話」は封印され、普通の送別会になる事と思います(^^;
まぁ今日は無難な送別会でしょうね～。
同僚のその後の進路（？）が折りに触れて話題になる程度で、一緒にデスマーチを乗り越えた仲間ではない人達も沢山いるので、普通なお別れ会になるんだろうな～、という感じです。
同僚含め私も感じている事ですが
スキルが上がって炎上を未然に防げる様になった
事で、何かもう昔の様な楽しさは感じなくなったな、と。
デスマーチなんて二度とやりたくないですし、炎上させて良いことなんてほとんど無いので、とにかく技術スキルやら管理スキルやらをガーッと上げて、案件自体が燃えない様に務めるように頑張りました。
また役職も上がり権限も増えたので、燃えることが無いように事前に準備して案件に望むようになりました。
その甲斐あって、最後の炎上以降10年くらいはもう燃える事はなくなりました。
燃えない事は良いことですし、デスマーチが無い分、同僚達が潰れていく事もかなり減りました。
これはもうかなりの理想型に辿り付いた感じです。
ただ、楽しくはないんですよね～。
デスマーチや炎上中って疲れるしボロボロになるし大変なんだけど、一緒に仕事をやっている面々とは強い絆で結ばれるため、なんだろうすごい仲良くなれるというか、仲間になっちゃうというか。
そして苦労を一緒にしたからこそ、お互いの肩を叩き合い
「よくやった！俺らは頑張った！」
と鼓舞しあうというかなんというか。
だからこそそんな戦友達とは今でも連絡を取るし、再会して飲めばすんごい楽しいしで♪
まぁそんな苦労やデスマーチは、とんと無くなりました。
年齢を重ねた現在（いま）「もう一度デスマーチ案件やってくれ！」と頼まれたら全力で断りますけど（笑）、なんだか懐かしいというか、スキルの上がった今ではもう経験することのなくなった、あのお祭り騒ぎの日々が懐かしいです。
まぁ仲間欲しさにデスマーチを望むのは間違った発想なのはよく分かっていますが(^o^;
郷愁の様な懐かしさと汗くささが思い出されます。
今晩はもう二度と戻らぬ日々を懐かしんで、去りゆく同僚と杯を傾けたいと思います。
