2017年3月9日更新
この記事を書いてから2年が経過し、国税庁の医療費集計フォームのダウンロード先が変更になっていて、リンク切れが発生していたためリンクを貼り直しました。
医療費集計フォームの新規ダウンロード先
【確定申告書作成コーナー】-医療費控除の入力
こちらからExcelファイルの「医療費集計フォーム」をダウンロード可能です。
特定支出控除
昨日の記事では確定申告における特定支出控除のお話を書きました。
スーツ代や交際費、書籍代を経費で落とせる?特定支出控除は自腹サラリーマンに朗報! - マネー報道 MoneyReport
サラリーマンの経費が拡充!スーツ代や書籍代などを経費として申告出来る!年収の2割越え位使えばですけどね(^_^;)
サラリーマンの経費が給与所得控除以外にも認められるようになり、その範囲が拡大されたのが平成25年からになります。
経費として認められるようになった物には、士業の人達の資格取得費と
一般の人達もOKな「衣服費、交際費、図書費」の4品目が認められるようになりました。
必要経費枠が拡充したとはいえ、給与所得控除の1/2を越えた分しか特定委支出控除は認めてもらえないため、年収の2割程度を経費として使わないと該当しないため、あまり該当する人は少ないかと思います。
もちろん私も該当しません(^^;
スーツ代や書籍代で年収の2割越えってアナタ、相当な余裕資金がないとそんなん使っている場合じゃないですよね!?
所得控除の最大枠
所得税で利用できる所得控除は全部で14種類ありますが、その中でも一番控除金額が大きいものは何かご存知ですか?
実は医療費控除が一番大きな控除枠を持っており、最大200万円もの控除金額を控除する事が出来ます!
医療費控除に含める事が出来るものと聞いて普通に思い浮かべるのは、病院の治療費や処方箋でもらう薬代などでしょう。
ですが実際にはもっと沢山の物を医療費控除に含める事が出来、病院への往復交通費や、市販薬の風邪薬、治療目的のあんま・針治療等の代金も該当します。
医療費控除に含める事が出来る物については過去記事にまとめましたので参考にして下さい。
これらの掛かった金額の内、10万円を越える部分について医療費控除として申告する事が出来ます。
年間医療費10万円までは控除対象外で、10万円以上からが医療費控除対象です。
医療費控除の確定申告の仕方
確定申告の「医療費控除」欄に入力する医療費の合計額ですが、領収書と合わせて医療費集計フォームという物を使って集計する必要があります。
医療費集計フォームは国税庁のホームページからダウンロード出来ます。
https://www.keisan.nta.go.jp/h26/syotoku/ta_iryouhi_form_download.jsp?taxYear=14
医療費集計フォームとは
「医療費集計フォーム」は、支払った医療費を一定の表計算ソフト(エクセルなど)で入力・集計するためのフォーマットです。
「医療費集計フォーム」に入力・保存したデータは、確定申告書等作成コーナーの医療費控除画面で読み込み、反映することができますので、医療費の領収書の枚数が多い方は、「医療費集計フォーム」を利用した入力が便利です。
必須ではないみたいですが、「確定申告書等作成コーナーの医療費控除画面で読み込み、反映することができ」るのはかなり便利♪
ぜひとも使ってみましょう(^-^)/
医療費集計フォームのダウンロード画面。
(他のページからもダウンロード出来るところがありました)
医療費集計フォームはExcelファイルになっています。
メインのシートとは別のシートに、使い方や入力項目の説明が載っています。
1シートで995件まで入力出来るようです。
医療費集計フォームの入力方法などの説明ページ。
https://www.keisan.nta.go.jp/survey/publish/54173/faq/56084/index.php
医療費集計フォームには支払年月日と交通費、医療を受けた人の名前、続柄、治療内容、病院の住所・名称などを入力して行きます。
病院に掛かった回数が多いとすごい数になって大変だと思いますが頑張りましょう!
今年も継続的に病院に掛かるのが予想される方は、先にこのフォームに月末毎にでも入力してまとめておくと、確定申告の時にすぐにまとめられて便利ですね(^-^)w
医療費集計フォームでまとめた医療費控除明細と、実際に病院に掛かった時の領収書の束を添えて提出すれば医療費控除は完了となります。
今年実際に医療費控除の確定申告を利用し還付申告を既に申告済みの「ももねいろさん(id:momoneiroblog)」のブログに詳しく画像付きで手順が載っていますので、これから医療費控除の確定申告の準備をされる方は参考にされると良いですよ~♪
まとめ
- 医療費控除は所得税の所得控除の中で最大の枠があり、MAX200万円まで控除可能!
- 医療費控除には交通費に市販の風邪薬や、あんま・針・灸治療代なども含める事が出来る!
- 医療費控除を行う時には国税庁が提供してくれる「医療費集計フォーム(Excelファイル)」を使うと簡単♪