昨日の夜に気が付いた
最近はWebサイト構築の方に専念するために、一時的にＦＸ（外国為替証拠金取引）を休んでおります。
あまり一度に平行して物事を進めるのが得意な方じゃないので、「これだ！」と思ったものをドドドドっと一気にやる方が好きというか、得意なので愚直に直進しております(^^;
自分の中のイメージでは、私の物事の進め方はイノシシですねー。
何かにぶつかるまで真っ直ぐ脇目もふらずに突進する！
そんな猪な私なので、ここ数ヶ月はほとんどチャートも見ていないような生活をしております。
唯一欠かしていないのは、ＦＸトレードについて書かれているはてなブロガーさんで読者登録させてもらっている人の、ブログ記事を読むことだけ。
そして昨夜、寝しなに他のブロガーさんの記事を読み漁っている最中にid:fx-tsuginoitteさんのブログ記事が気になりました。
スイス中銀って本当に市場に迷惑な存在だよなぁ。
いったい何がしたいんだ。。。
と、気になる事が書いてあるものの実際に何が起きたのかは書かれていませんでした。
でも普段id:fx-tsuginoitteさんは、冷静に市場を分析して長期・中期・短期の各通過ペアの動向予想を書かれるほどの方。
そんな人が投げやりになってしまうんですから、相当な事が起きたに違いありません。
これは久しぶりにチャートをチェックしてみましょう(^-^)/
久々にログインしてみたら
久々にＦＸ業者のアプリでログインしてみたところ、米ドル／円が117円とかまで下げてますね～。昨年末に上昇した時には122円まで行きましたから5円程度円高に進んでいます。
まぁ冬は下げますからね～、為替は。
そして問題のスイスフランですね。
チャート画面でスイスフラン／円を表示してみると・・・
アギャポー(@_@)
1時間足のスイスフラン／円のチャート
2015/01/15の18時にとんでもない事になっています！！！
分かりますかね？
114.94程度だったのが18時の一時間で166.31位まで急騰しています！
ていうか急騰なんて言葉では表現できないレベルです。
1時間で50円ですよ！？
米ドル／円で例えると116円だったのが166円まで1時間で上がって、更に136円まで下がった、みたいな。
アベノミクスと日銀の金融緩和で米ドル／円は102円から122円まで僅か4ヶ月程度で20円もの円安を迎えましたが、その更に2.5倍もの値動きをたったの1時間でやってしまったんですから・・・。
しかも実際には20分程度での値動きだったようです。
恐ろしや・・・(-_-;
いやー、昨日はトレードしてなくて良かったです(^^^;
スイスフラン／円なんてそんなにトレードしている人はいないでしょうけど、買いでポジション持ってたら凄いことになってたでしょうね～♪
1万フラン持ってただけでも50万円の利益ですよ！！
100万フラン位持ってたら、5,000万円か～。
もう訳が分からないレベルですね(^^;
歴史的なチャート
さぁ、こんな20分で50円も動いたのはこれまでＦＸを９年間ほどやってきましたが、もちろん初めて見ます(^^;
あの、リーマンショックの暴落の最中でも私はトレードしてましたが、あの頃ですら1日に5円とか、大きくても1日10円程度までしか動いてないですからね～。
こんな50円とかバカな金額動かれたらたまったもんじゃないですよ。
実際問題としては、注文入れても約定しなかったでしょうね～、この20分間の間は。
スプレッドも10円とかいってたんじゃないですかね(^^;
誰か、昨日の暴騰＆暴落中のスプレッド知ってたら教えて下さいm(_ _)m
めちゃくちゃ興味あります！
さて、そんな歴史的な一日となった2015/01/15。
折角なので、スクリーンショットを撮りまくりましたので、記録として残しておきましょう。
今後10年間の間に、これ以上の値動きは来ませんから(^^;
20分で40％もの価格変動が通貨に起きる事は、もうしばらく起きません。
次に起きるのは20年後とかですね～。
記念です、記念♪
日足のスイスフラン／円のチャート
おぉ！上に伸びる高い壁ですね。日足だというのに、それまでの値動きが信じられないくらい小さく見えてます(^^;
月足のスイスフラン／円のチャート
さすがに月足まで来ると、値動きが見えてきますね～♪
3年前の底が78.64程度でした。
そこから2倍以上までの値動きになりましたね～。
円安が進んできている、と。
日足のユーロ／スイスフランのチャート
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こちらは暴落ですね。
1.201から0.861と、こちらも4,000pipsもの値動きです(-_-;
普段なら400pipsでも「何が起こったの！？」と大ニュースになる所ですが、その10倍以上の破壊力・・・。
スイスは大丈夫なんですかね(^^;？
日足の米ドル／スイスフランのチャート
こちらも暴落ですね。
1.022から0.716と、こちらは3,000pipsほどの値動きで。
他の通過ペアと比べると見劣りしますが、それにしたってとんでもない値動きです(-_-;
日本円が突然、米ドルに対して30％も暴落したら米ドル／円は81円とかですよ(^^;
色んな会社が倒産しますね(-_-;
まともな商売ができなくなる水準だと思います。
こんなの1日でやられたら。
何が起きたの？
そうそう、チャートが歴史的な大暴落、大暴騰をしたのは分かりましたが、一体全体何が起きてこうなったのかが分かっていません。
ニュースをチェックしてみましょう！
以下はブルームバーグの記事になります。
スイス中銀、フラン高抑制・経済防衛の主要手段を放棄 - Bloomberg
スイス国立銀行（中央銀行）は15日、１ユーロ＝1.20スイス・フランに設定していたフラン相場の上限を撤廃すると突然発表した。経済を守るための３年越しの政策を放棄した。
中銀はまた、市中銀行が中銀に預ける要求払い預金の一定額を超える残高に適用する金利をマイナス0.75％と、昨年12月に発表したマイナス0.25％からマイナス幅を拡大させた。さらに、政策金利であるフラン建て３カ月物ロンドン銀行間取引金利（ＬＩＢＯＲ）誘導目標レンジもマイナス1.25％－マイナス0.25％に引き下げた。
欧州中央銀行（ＥＣＢ）が近く国債購入を開始すればフランの上限維持が立ち行かなくなる恐れがあり、スイス中銀は経済防衛の別の方法を模索している。同国最大の銀行ＵＢＳグループなどの株価は下落。腕時計メーカー、スウォッチ・グループの最高経営責任者（ＣＥＯ）は輸出業者への打撃を懸念した。ヨルダン中銀総裁は、驚きの要素が必要だったと、突然の行動を擁護した。
ふむふむ。
スイスはフランの価値を守るために、ユーロに対して1.2ユーロ／スイスフランを死守すべく無制限の為替介入を行っていました。
これが起きたのが3年前で、3年前の介入発表時にも相場は乱高下しましたが、ここまでの規模の乱高下ではありませんでした。
今後もフランの価値を守るためにスイス中銀は為替介入を続けることを公言していましたが、それを昨日になって急に「もう為替介入やめた！ユーロとの上限を撤廃します！」と発表したもんだから、市場は寝耳に水でものすごい反応をしたという事ですね～。
いえ、昨年も円安が進む中でユーロ／スイスフランが1.20に近づいてきてて結構注意してトレードしてたりしたんですが、まさか撤廃してしまうとは・・・。
来週にも欧州中央銀行（ＥＣＢ）がＱＥ（中銀による国債購入）が開始されるとの思惑が飛び交っており、これを実行されるとスイス中銀もさすがにこれ以上は為替介入できなくなるから、「やーめったっ、と♪」という感じで発表したんでしょうけどね～。
悲惨ですよ、悲惨。
為替相場はめちゃくちゃになりました(>_<)
せっかくの相場なのでLet'sトレード！
さぁ、こんな暴騰＆暴落後ですから、しばらくの間はボラティリティが尋常じゃないことになります。
5分足を見ててもスイスフラン／円は5分で3円とかバカな金額が動いています（笑）。
こんな相場滅多にお目に掛かれるもんじゃありません！
こういう相場こそ楽しんでおきましょう！
さぁトレードするぞ！
今朝のトレード用画面。
分かりますかね？
スイスフラン／円の右の「SP 100」の文字。
スプレッドが1円もあります(^^;
こりゃダメだ。
しばし見送り、8時台に見たらスプレッドが20銭まで下がっていたのでトレード開始、スイスフラン／円を買いました！
135.85で買って、4円上で指値決済、50銭下で損切決済を入れておきます！
・・・
11時台に急落しまして損切りに引っかかりました(T_T)
でもまぁ少ない通貨単位しかもちろん買ってませんから、体して痛くはないんですけどね～。
いやー、面白い♪
今日、もう一回くらいトレードしようと思います(^^)w
トレーダーの皆さんも、こんな相場は後20年間やってきませんから、トレードしておいて経験しておいた方が良いですよ！
そうしておけば、今後10円程度の値動きでビビらずに済むようになりますから(^o^)v
