10年固定金利の金利上昇
住宅ローン10年固定金利の金利が上昇したのは先月の2014年10月の事でした。
2014年9月の住宅ローン金利比較!フラット35が引き続き過去最低を更新! - マネー報道 MoneyReport
「まだまだ金利が下がるのか?」と思われた矢先に、長期金利の上昇に伴い大手銀行が住宅ローンの10年固定金利の金利を上げたとのニュースが流れました。
下記は新潟日報のニュースです。
大手5銀行が11月から適用する住宅ローンの金利が31日、出そろった。三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、三井住友信託の4行が、固定金利型で主力の期間10年の最優遇金利を10月分からそれぞれ0・05%引き下げる。期間が10年より長い15、20、25、30年の金利を引き下げる動きも相次いだ。
三井住友信託は、10年固定型の金利を過去最低と並ぶ年1・0%にすると決定。みずほも過去最低の1・2%とする。三菱東京UFJと三井住友は1・25%に引き下げる。りそなは10月適用の1・3%を据え置く。
10年固定金利は先月上げましたので、その分を下げた感じでしょうかね。
またGDP速報値がマイナス成長を示し、消費税再増税の是非が問われる事態となってきた所で消費税増税延期と衆院解散となりました!
安倍晋三首相は18日夜、記者会見し、消費再増税時期の延期と衆院解散を表明した。来年10月に予定されていた消費税率の10%への引き上げは1年半先送りし、2017年4月から実施する。
デフレ脱却へ経済最優先で取り組んできたアベノミクスへの信任を問う形での総選挙で国民の支持を得て、政策を前へ進めていく考えだ。解散は21日。総選挙は来月2日公示、14日投開票となる見通し。
安倍首相が解散表明・消費再増税延期、来月14日投開票 - ロイター
これはビックリしましたね(^^;
消費税増税延期のお陰で株価は一気に日経平均が17,000円台を回復したり、ドル円も117円を付けたりと海外からの評価も上々です。
消費税の延期は消費の回復に繋がりますからね。
でわでわ、今月も行ってみましょう!
2014年11月の住宅ローン金利を比較します!
住宅ローンで人気のある厳選8銀行の2014年11月23日時点の住宅ローン金利を調査しました。
調査した銀行は以下の通りです。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- りそな銀行
- 新生銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- 楽天銀行
私の調査と金利計算で実質金利を計算しているため、間違いがあるかもしれません。
最終的に住宅ローンを使われる場合には、該当の銀行に連絡し最新の住宅ローン金利をご確認の上、ご利用下さい。
それでは、それぞれの変動、固定期間別の住宅ローン金利の順位を見て行きましょう!
変動金利の低い順
TOPバッターは現在の住宅ローンの一番人気、変動金利です。
圧倒的な低金利を活かして2014年は一番使われている住宅ローンの種類になります(^^)w
先月に引き続き変動金利は横ばいですね~。
最低金利はイオン銀行の0.57%です。
信じられない低金利です。
これ何千万円て借りるんですよ?
しばらくは変動金利の人気は不動のものでしょう。
10年金利の低い順
続いて10年金利の低い順です。
10年金利と表示しているのは実際には固定金利期間選択型の当初10年間固定金利の住宅ローンの事です。10年経過後に、変動金利にするか再び固定金利期間選択にするかを選択します。
今月は全ての銀行が10年固定金利の金利を引き下げましたね。
住信SBIネット銀行が1.08%と先月より0.04%下げ。
三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行が0.05%引き下げ。
20年金利の低い順
20年金利の低い順に並べてみます。
20年金利はもう全期間固定金利で返済期間が20年の住宅ローンというだけですね。まぁ20年後に残債分を変動金利にしたりもできますが・・・。
20年固定金利もほぼ全ての銀行が0.05%程度引き下げてますね。
最低金利の住信SBIネット銀行も1.69%へと0.05%引き下げました!
フラット35の金利の低い順
フラット35を利用した場合の住宅ローン金利になります。
フラット35も少しだけ金利が下がりましたかね?
35年間も2%以下の低金利で借りられるっていうんだから、今後好景気でも来て金利が上がった頃に振り返れば笑ってしまう位の低金利ですね~(^^;
まとめ
2014年11月は住宅ローン金利はほぼ全般的に引き下げ!
消費税再増税も2015年10月に10%に増税される予定でしたが、2017年4月から引き上げへと1年半延期となりました。
消費税増税延期の影響で消費が回復し景気が上向く事が予想されます。
景気の先行指数とされる日経平均株価は17,000円台を回復しました。
今後、景気が上向いてくると金利は上昇局面を迎えます。
インフレが進み過ぎて物価が上昇し過ぎないように、金利を上げて物価上昇を抑えるためです。
金利が上がると当然住宅ローン金利も上昇します。
現在フラット35の金利すらも2.0%以下という信じられない金利ですが、これも終わりが近い可能性があります。
マイホームをここ3年以内位に検討している方は、大急ぎで本格的に検討し、低金利の今の内にマイホームを入手してしまった方が良いかもしれません。
バブル時期の住宅ローン金利は6%とかでした(-_-;
すぐにそこまで上昇するとは言いませんが、0.1の金利差でも35年ローンだと総支払額が数百万円違ってきますので、真剣に検討されると良いと思います(^^)v