SIMフリーiPadAir2とMVNO
私のブログの読者さんであり、ブロガーさんでもある「おいさん (id:Doraneko1986)」からMVNO(仮想移動体通信事業者)についてご質問を頂きました。
最新のiPadである「iPad Air2 Wi-Fi + Cellular(SIMフリー版) 64GBモデル」を購入予約されたそうで、現在iPadAir2の正式発売日の報道待ちの状態とのこと。
このSIMフリーiPadAir2をMVNOのSIMで運用したいとのこと。
昨日の記事にてご質問に回答させて頂きました(^^)w
iPad Air2 Wi-Fi + Cellular(SIMフリー版)にお勧めなMVNOのSIMを探して!読者さんからの調査依頼(^^)v - マネー報道 MoneyReport
最新のiPadAir2のSIMフリー版に合うMVNOを調べました(^-^)/
こんな調査依頼を大募集中です(^_-)-☆
iPadの事を調べて理解するだけでも大変なのに、そこにMVONのSIM選びをどれにするとか考え出すと、かなりの事を調べなければいけないので、そういう時は詳しい人に聞くのが一番ですよね(^^)v
どしどしご質問下さい(^^)/
気になるコメントが
昨日の記事のコメントを引用します。
おいさん (id:Doraneko1986)
あ、あとビックカメラのリンクを辿ってみておもったんですが、ここにSMS対応SIMとSMS非対応のがあるんですけど、この二つの違いってなんなのでしょうか?
よろしければMVNOド素人のわしに教えてください(^_^;)。
SMS対応SIMとSMS非対応のSIM、さらには電話機能付きのSIMまであるからMVNOに詳しく無い人にとっては
「なんじゃらほい?一体どれにせーっちゅうんじゃい!?」
という感じだと思います(^^;
私の回答は下記。
おいさん (id:Doraneko1986)、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ビックSIMで買うべきはSMS非対応の方にして下さい。
SMSとはショートメッセージサービスの事で、電話番号で送れる短文メッセージの事です。
今回はiPadAirなので電話番号を持てないので、SMSは不要のため、SMS非対応のナノSIMのを買えばOKです(^_^)v
プランも動画を見ない限りは一番下のプランで良いかと思います。
iPadは電話機能は搭載してませんからね~。
iPhoneじゃないですから(^^;
電話が使えないという事は当然、電話番号でメッセージを送信しあうSMS(ショートメッセージサービス)は使う事ができませんので、iPadにはSMS非対応のSIMで良いですよ~、と回答させてもらいました。
ところが、そこに通りすがりのid:norifumiさんが助言を下さいました(^-^)/
通りすがりで申し訳ないですけど、iPadは通話できなくとも電話番号は持ってますよ。SMS付きでないとアンテナピクトたたない話とかあります。(実際にどうだかはSMS付きSIMしかもってないのでわからないですが・・・)セルフスタンバイとかで調べてみてください。
ぬお!?
アンテナピクトが立たない?
セルフスタンバイ問題?
(@_@)???
ちょっと分からない事が多いですが、いずれにしてもid:norifumiさん貴重な情報をありがとうございます!
id:norifumiさんが寄せて下さった情報によると、どうもiPadではSMS付きのSIMじゃないとアンテナピクトが立たずに通信が出来ない場合がありそうです。
これは調べてみましょう(^^)/
そもそものアンテナピクト問題、セルスタンバイ問題
MVNOを自分自身でもスマホでも使いつつも、アンテナピクトが立たないとかセルフスタンバイ問題とかに直面した事がなかったので、ちょっと知りませんでした。
調べてみるとMVNO界隈では結構な大問題になっていた模様。
てくろぐ: アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題とは何か
アンテナピクト問題にセルスタンバイ問題。問題はこの現象が最新のiPadAir2でも起きるのかどうか?現物を入手してからじゃないと分からないかもな~(ー ー;)
上記の「てくろぐ」というのはMVNOサービスを展開している事業者である「IIJ mio(あいあいじぇーみお)」の技術者の方が書いている公式ブログ。
IIJ mioの立場での技術情報や、MVNOの問題点等を詳しく解説してくれているブログで、はてなブックマーク数とかを見るとかなりの人気ブログのよう!
一通り読んだ感じとしてはアンテナピクトが立たないとか、セルスタンバイ問題とかは下記の様な事象の事を指すみたい。
【アンテナピクト問題、セルスタンバイ問題とは?】
- アンテナピクト問題
- MVNOのデータ通信専用SIMを使ってスマホを使用した場合に、アンテナピクト(縦棒3本の電波受信状況を示すもの)が「電波なし」を示すこと。実際に電波を受信できない場合もあるが、大抵は電波を受信しているのにアンテナピクトが「電波なし」を示す事が多いようだ。
- セルスタンバイ問題
- MVNOのデータ通信専用SIMを使ってスマホを使用した場合に、電波を受信できる場所にいるのに「電波受信圏外にいる」とスマホ側が誤認して「セルスタンバイ状態」になり、バッテリーの減りが早くなってしまう問題。
なんでもLTE回線と3G回線の内、「LTE回線の電波あり、3G回線の電波なし(圏外)」とスマホが認識した時に起こる事象の様です。
現在のMVNOのSIMはデータ通信専用の場合にLTE回線と3G回線の両方を持っているのですが、SMS(ショートメッセージサービス)が使えない状態だと3G回線なしとスマホ側が誤認識するとのこと。
なるほど、こんな問題がMVNOを使うことで起こったりするんですね。
アンテナピクト問題・セルスタンバイ問題の解決方法
問題は分かりました。
ではその解決策は?
調べたところ、下記サイトに載っていました。
てくろぐ: IIJmio高速モバイル/D、SMS対応。セルスタンバイ問題の対策にも
MVNOでSMS付きのがワザワザ大きく取り上げられているのは、アンテナピクト問題やセルスタンバイ問題を、解決出来るよ!と示す必要があったからなんですね!合点がいきました!
ふむふむ。
対策としては・・・
【アンテナピクト問題セルスタンバイ問題の対処方法】
- SMS付きのMVNOを使う!
- モバイルデータ通信を使わない時は「機内モード」にする!
事で対処できる様です(^^)w
なるほど。
だから、MVNOのSIMにはわざわざ「SMS付きSIM」とかって明記されているんですね!
わざわざ利用料が150円程高くなるのに、
「LINEとかの登録専用にわざわざSMS付きなんて買う人いるのかな~?」
と、ずっと思っていました。
LINE認証なんて海外の無料アプリをを使えばSMSが使えて認証できますから、毎月お金払うなんて馬鹿らしいと思っていたんですよ(^^;
ですが、MVNO事業者側からすると
「SMS付きSIMを使えばアンテナピクト問題もセルスタンバイ問題も発生しないで使えますよ~(^^)w」
と言いたいがために、デカデカと謳って宣伝している訳ですね!
ようやく合点がいきました!
iPadでもセルスタンバイ問題は起きる?
そして色々調べていった中では、Androidスマホでよく起きる事象のようでした。
iPhoneでも一部発生するとの記載も見かけました。
「じゃあ肝心のiPadは?」
という所が今回のコメント指摘の中では大事なところ!
色々と調べてみると・・・
「セルスタンバイ問題」発生の見分け方と、SMS対応SIMを選ぶポイント | もちあるいてなんぼ。
iPadの様なタブレット端末では「MVNO利用によるアンテナピクト問題」は原則起きない様である。コレが本当だと良いのですが(^_^;)
上記のサイトではiPadの様なタブレット端末ではアンテナピクト問題・セルスタンバイ問題は起きない、と書かれていました。
まぁSMS送信機能がそもそもハードウェアに載ってないですからね~、タブレット端末って。
だから大丈夫なのかな?
上記はてなダイアリーの方が「iPad mini Ritinaモデル」でOCNモバイルONEとぷららモバイルのMVNO SIMで問題なく使えている事を報告してくれています。
特段「SMS付きSIM」を利用していると書かれていませんので、大丈夫かと・・・。
・・・。
と、読み進めたらコメント欄でid:KetSeeさんが「SMS付きSIM使ったのですか?」と素晴らしい質問をされていました!
id:ceedaさんの回答は・・・
「ぷらら、OCNともにSMSなしのデータ通信専用です。」
とのご回答!
よっしゃー!
最近のiPadではセルスタンバイ問題が起きていない!
結論:通話機能のないiPadではセルスタンバイによるバッテリー消費問題は起きない!
えがった~(^^;
コメント読んだ時には、昨日の記事を書き直さないとダメかな~、と思っていましたが大丈夫の様です。
良かった~♪
あ、でもiPadで起きないというだけで、iPhone5sではアンテナピクト問題、セルスタンバイ問題が起きるもようです。
セルスタンバイ問題が起きるスマホを利用されている方は、下記のようなSMS付きMVNOをご利用下さい(^^)w
OCN モバイル ONE SMS対応SIMカード 月額1,101円(税込)~(ナノSIM)
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: エレクトロニクス
IIJ IIJmio SIM ウェルカムパック nanoSIM版 <開通期限2015年3月31日まで> IM-B020
- 発売日: 2013/12/07
- メディア: エレクトロニクス
まとめ
- iPhoneやAndroidスマホでMVNOのデータ通信専用SIMを使うとアンテナピクト問題、セルスタンバイ問題が発生する場合がある
- 対策としては「SMS付きSIM」を利用する事で回避できる
- iPadは原則アンテナピクト問題、セルスタンバイ問題が発生しないので、「SMSなしSIM」のMVNOを利用してOK