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利上げやQE3の解除の決定打になる!?2014年9月米国雇用統計は予想より強い内容!

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円安110円

つい先月の8月は米ドル/円は101~104円をウロウロしていました。
いえ、もっと前の2014年2月から米ドル/円は101~104円の値幅を少し上げて少し下げてを繰り返し完全なボックス相場(横這い相場)になっていました。
1日の値幅が30銭とか「どんだけ動かないんだ米ドルい/円」というい状態が半年間続いていました。
FX(外国為替証拠金取引)で米ドルい/円をトレードしていた人達にとっては非常にフラストレーションの貯まる相場だったと思います。

f:id:MoneyReport:20141006125110j:plain


ですが、8/11の週に102円台だった米ドル/円は、気が付けば円安ドル高の進展が著しいことになり、一気に

110円

まで到達しました!
102円から110円まではほとんど調整下落も入らないまま一気上げ!
8円もの値幅が調整なしで上げました!
流石に110円の大台に乗せてからは「達成感から利益確定の売り」が多数出て108円まで2円程、下げました。
それが先々週の話。

http://www.flickr.com/photos/83346641@N00/8671399450
photo by JD Hancock

2014/10/03米国雇用統計発表

2014年10月に入り2014年度下半期が開始。
最初の週の週末はいつものように、米国雇用統計が発表されました。

米国 9月失業率
 予想 6.0%  結果 5.9%  前回 6.1%


米国 9月非農業部門雇用者数変化(前月比)
 予想 21.5万人  結果 24.8万人  前回 14.2万人 

結果は予想よりも強い内容に!
特に失業率は5.9%と、QE3解除の目標値であった6.0%を下回りました!
非農業部門雇用者数変化(前月比)も24.8万人増加と前月の結果よりも10万人上乗せしてきました!

なんかこの数字を見る限りはアメリカ経済絶好調という感じですね(*^_^*)v
米国雇用統計の詳しい解説はid:ikahonokahoさんの記事をお読み下さい。

http://www.earningmoney.jp.net/entry/2014/10/04/013538
http://www.earningmoney.jp.net/entry/2014/10/04/013538

9月雇用統計を受けての値動き

2014/10/03の夜の雇用統計発表を受けて、米ドル/円は108.87円から109.64円へと一気に80銭上げ!
10/03中に109.90円も一度付けたりと、再び110円が視界に入ってきました。
ユーロ/米ドルや豪ドル/米ドル、ポンド/米ドル等のドルストレートの通貨ペアも全てが米ドル高に振れました!
いやー、なかなかの上げでした。

トレードはと言うと、最近仕事が忙しく相場分析の時間が取れないのと、風邪を引いていて体調が良くないのでお休み中です。
体調が悪かったり、心理的なストレスが多い時はトレードをしない事にしているので、この雇用統計の上げも傍観しているだけでした(^^;

いやー、米ドル/円を買っておけば良かったですね。
なんて。

今後の進展は?

今回の米国雇用統計を受けて、今後のFOMCによるQE3の金融緩和解除が早まるか、又は金利の利上げがいつ頃になるのか、が焦点へと移っていくのではないかと思います。
QE3は元々雇用回復を狙って投入された金融緩和になりますので、目標値の失業率6.0%を下回ってきた事でテーパリング(金融緩和終了)の最終決断をいつ行うのか、FRBイエレン議長の発言にも注目が集まることと思います。

また米国の政策金利は2008年12月から既に3年10ヶ月に渡って0.25%という超低金利政策を採っています。
景気が上向いてくればインフレ懸念が高まるため、金利を上昇させてインフレを押さえ込みに掛かります。
年内はないと思いますが来年の2015年は米国が世界同時不況から1つ頭抜けて好景気に突入し、金利も2015年中に徐々に上げて行くのではないかと思います。

その時にはまた相場に大きな影響が出ますので注意が必要ですね。

過去の雇用統計

私の記事の過去の雇用統計のものを少し振り返ってみたいと思います。


グラフで見る米国雇用統計。FOMC2014/3/18・19に開催。QE3更に縮小か。 - マネー報道 MoneyReport

丁度11ヶ月前の2013年の米国雇用統計結果が下記。

2013年 10月失業率
予想 7.3% 結果 7.3% 前回 7.2%

2013年 10月非農業部門雇用者数変化(前月比)
予想 +12.5万人 結果 +20.4万人 前回 +14.8万人

今振り返ると、かなり悪い数値ですね。
この1年で米国経済が上向いてきているのが如実に分かります。
この頃は発表の度にグラフを書いたり頑張っていましたね(^^;


続いて2014/04の雇用統計。


月に一度の雇用統計発表Day「日本、ユーロ、米国」 - マネー報道 MoneyReport

2014年 4月失業率
 予想 6.6%  結果 6.3%  前回 6.7%

2014年 4月非農業部門雇用者数変化(前月比)
 予想 21.8万人  結果 28.8万人  前回 19.2万人 

非農業部門雇用者数変化(前月比)が一気に突出した月です。
この頃には既にグラフが消えてますね(^^;
年末に雇用統計の振り返りなんかをやりたいですね~。
その時にはグラフも復活するかも!?