昨日から「税金編」スタート!
2014年9月第2週はフリーランスのマネー講座第3弾「税金」編が遂にスタート!
あんまりですねぇ税金なんて払いたくもないし、話も聞きたくないと思われるんではないかと思いますが、いかんせんこの税金編を制覇しないと、フリーランスになってからの支出総額がはっきりしないので、「一体全体幾ら稼げる様になったら自分はフリーランスになれるのか?」という一番大事な所が見えてきません。
そこをはっきりさせるために、しばしお付き合い下さい(^^)/
さて、賢明なる読者の方ならば私の昨日の記事がおかしい事にお気付きかと思いますが・・・
えぇ、時間オーバーでした(^^;
所得税に住民税の説明まで書き終わって時計を見たら12:55でお昼休み終了まで後5分!
個人事業税に消費税の説明を申し訳程度に1行ずつくらいだけ書いて、すぐにアップ!
アップ完了が12:58でそこから、ブログランキングへのPING手動通知に、Google+に更新通知を上げて、とバッタバタで13:00になってお昼休み終了!
なんとか記事はアップできましたが、記事自体は尻切れトンボになってしまい・・・(>_<)
大変失礼致しましたm(_ _)m
今後はこの様な事が無いように、もう少しマメに時計をチェックしながら時間配分を考えつつ記事を書こうと思います!
フリーランスの最高税率を誇る「所得税」
会社組織であれば最高税率はもちろん法人税になるのでしょうが、法人ではないフリーランスには法人税は掛かりません♪
代わりに何が掛かるのかと言いますと
所得税(しょとくぜい)
が最高税率を誇ります!
所得税って良く聞きますし名前からは読んで時のごとくで「所得に掛かる税金」なんだろうなー、って事は想像に難くないですが今一度意味も調べてみましょう!
国語辞典で引いてみます♪
所得税(しょとくぜい)
個人の1年間の所得に対して課せられる国税。
ふむふむ。
課税対象が個人で、1年間の所得に対して掛かってくる国税なんですね。
ん?国税?
国税(こくぜい)
国が賦課(ふか)して徴収する税金。所得税・法人税・相続税・消費税・酒税など。
ふむふむ。
国が徴収する税金なんですね♪
所得税が筆頭に来てますね(^^;
国が個人から1年間の所得に対して税金を取り立てる、それが所得税!という訳ですね(^^)w
昨日の振り返りにはなりますが、所得税の特徴としては「所得が多いほどたくさん払う」事になっており、これを累進課税(るいしんかぜい)と呼びます。
所得の少ない人からは少しの税金しか取らなくて、所得の多い人からは沢山の税金を取る仕組みとなっています。
まぁ確かに所得の少ない人からガッポリ税金を取ったりしたら、それこそ生活が出来なくなってしまいますから、所得の少ない人からは少ししか税金を取らないのは良い指針かと思います。
逆に所得の多い人(稼ぎの多い人)は生活に余裕があるでしょうから「じゃあもうちょっと税金に頂戴よ」とお願いして、所得の少ない人よりも多くの税金を支払ってもらうという。まぁこれもある程度は道理に適っていますか。
所得の格差はあるから、それを所得税で取り分を変えて徴収して、税金の再分配で公平性を保ちましょう、と。
うん、税金の基本的な性質としては良いんじゃないでしょうかね♪
所得税の理念や考え方には賛同します。
ただそれも最高税率を見るまでの話。
これ自分が最高税率を払う様な立場になったら、素直に頷けないと思いますよ(^^;
さて所得税の最高税率は何パーセントなんでしょうか?
・・・
・・・
所得税の最高税率は・・・
40%
ガクーン(T_T)
所得の4割が税金で持って行かれますよ・・・。
おふ・・・。
所得税の累進課税の一覧を見てみましょう。
【所得税累進課税一覧表】
課税所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
0万~195万 | 5% | 0円 |
195万~330万 | 10% | 97,500円 |
330万~695万 | 20% | 427,500円 |
695万~900万 | 23% | 636,000円 |
900万~1,800万 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万~∞ | 40% | 2,796,000円 |
誰からでもって訳ではないですね~。
最高税率を取り立てるのは。
所得が1,800万円越えですか~。
1,000万円プレイヤーであっても33%の税率。
さらに800万円上の1,800万円か~。
それだけ儲けてる人からは徴収しても良いかもな~・・・。
って他人事だから納得してしまいそうですけど、これ該当する人達にはシャレにならないでしょうね~(^^;
5,000万円稼いでも2,000万円が所得税で持って行かれ、10億稼いでも4億円が所得税で持って行かれる・・・。
課税所得5,000万円の人は「5,000万円 × 40% - 控除額279.6万円 = 1,720.4万円」となりまして実際の税率は34%程度。
課税所得10億円の人は「10億円 × 40% - 控除額279.6万円 = 3.97億円」となりまして実際の税率は39.7%程度でまぁほぼ40%掛かる計算になります。
見た目の税率と実際の税率は違う様なので気を付けましょう(まずは私が気を付けないとダメだ・・・)。
しかしまぁ、幾ら何でも取りすぎじゃないでしょうか(-_-;
皆さんは所得税の最高税率どう思われますか?
所得税を納める時期
所得税はサラリーマンの方達も普通に支払っている税金なので、結構馴染みがあるかと思います。
給与明細で普通に天引きされてますよね。
サラリーマンだと給与や賞与から勝手に引かれていて、冬に年末調整で一部戻ってきたりする税金ですね。
サラリーマンの方だと
「所得税は毎月支払うもの」
と思っているでしょうが、実は違います。
というか私も調べるまで良く知りませんでした(^^;
所得税は確定申告をして、前年の課税所得を算出してその課税所得に対して課税されます。
という事で、確定申告をして課税所得を確定させないと支払えない税金のために、例年だと2/15~3/15の1ヶ月間の確定申告可能期間に納税します。
所得税の納付期限は今年の場合だと2014/03/17(月)が納付最終日となっていました。
課税金額がはっきりしたら即払え!
というのが所得税の肝の様ですね。
フリーランスの方はきちんと所得税分のお金をよけておいて、毎年3月頃にまとめて支払えるようにしておかないと厳しいですね(^^;
所得税の納税方法
所得税の納税方法は以下の3つ。
【所得税納税方法】
- 指定した金融機関の預貯金講座から振替納税する
- インターネット等を利用して電子納税する
- 現金で納付する
1と3はまぁ普通ですね。
2はどうやるかというと、e-Taxを使うことになります。
e-Tax(いーたっくす)とは国税庁が作った電子納税システムの事。
e-Taxを使えば税務署に出向かなくても確定申告書の作成から、確定申告書の提出、納税まで出来ちゃうと言う優れ物!
税務署としても窓口対応しなくちゃいけない人を減らせて、しかも電子データだから自分達の打ち間違いもないしで、納税業務を減らせる優れ物!
まぁ納税者、徴税者どちらにも便利なのがe-Taxでしょうか。
e-Taxの詳しい使い方は後日記事で(^^)w
所得税を計算してみましょう!
さてさて、ここまで来たら一気に所得税を計算してみましょう!
所得税の算出の基礎となるのは以下の公式。
収入 - 必要経費 - 所得控除 = 課税所得
何も収入全てから税金を取ろうって訳ではないという所です。
必要経費とは「収入を得るための特定の経済活動と直接の関連を有し、それおを行うために客観的に見て必要な支出」を言います。
うーん、難しいですね(-_-;
所得控除については先日の記事で年金絡みについては、まとめましたのでご参考までに。
「いまいち計算できへん」
という方は、とりあえず現在の手取り×12ヶ月を課税所得としておきましょう。
そんでもって、JavaScriptで所得税を一発計算できる物を準備しておきました!
是非是非、使ってみて下さい(^-^)/
例えば課税所得4000000円(400万円)と入力すれば、「所得税は372,500円」と出てきます(^^)w
使い方は簡単で、テキストボックスに課税所得を「,(カンマ)」なしで、数字だけで入力して「所得税額を計算」ボタンを押して下さい。
メッセージボックスが出てきて所得税額が分かります。
まとめ
- 所得税とは「個人の所得1年簡に掛かる国税」
- 所得税は累進課税のために最高税率は40%
- 所得税納税時期は毎年2/15~3/15
- 所得税の納税にはe-Taxが便利
- 所得税の自動計算JavaScriptあり!簡単に所得税を算出できる!
追記
申し訳ありません、私の不勉強が原因で誤った情報を載せていましたので訂正させて頂きます。
ブコメにて教えて頂きました。
5千万なら2千万が所得税とかって記載、自分で貼ったツールで検算してみたのかな?
億超えなら誤差でも、数千万程度なら単純に40%ではない(そして復興税ガン無視)。
そのレベルで疎い人が"講座"…
ご指摘通りです。
申し訳ありません。
控除額分を減算して載せていませんでした。
記事本文を修正いたしました。
復興特別所得税に関しては別記事で後日書く予定でいました。
教えて頂きましてありがとうございました。
最後の税額計算Javascriptは国税庁サイトのソースをそのままコピペしてるけどいいの?→https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
申し訳ありません。
時間が無くそのまま流用していました。
コードを改変して差し替えました。
今後気を付けたいと思います。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- 作者:きたみ りゅうじ
- 発売日: 2005/12/08
- メディア: 単行本