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FXトレード注意報「テロや紛争勃発時の『有事の円買い』に注意!」

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ウクライナ国境付近でマレーシア航空機が撃墜される

昨夜(2014/07/18 00:30頃)チャートをチェックしたら、すごい勢いでクロス円が円高に振れていました。
最初は

「何か重要経済指標発表なんてあったかな? いや、ないはずだな・・・」

と思いつつ、為替ニュースをチェックしたらマレーシア航空のボーイング777機が墜落とのニュースが入っていました!
初報は以下のとおり。

2014/07/18 00:17

マレーシアのボーイング777が墜落したという報道あり。

続報で「場所がウクライナ」、「墜落ではなく撃墜か」、「反政府勢力によるミサイル攻撃」、「乗客280名、乗員15名の合計295名全員が死亡」とのニュースが入ってきました。
私が見た時はまだ、Yahoo!のトップニュースにもロイター通信のトップにも情報が未掲載だったため『速報!』として下記の記事をアップしました。

【速報】マレーシアのボーイング777、ウクライナで墜落報道あり!安全資産の円買い進む! - マネー報道 MoneyReport
マレーシア航空機がウクライナで撃墜される!ウクライナ政府は「反政府勢力がマレーシア航空機を撃墜した」との見解を発表!

その後、アクセス解析をしてキーワード検索のページに飛び、マレーシア航空機の撃墜関連の速報を集め追記しておきました。

今回のウクライナ国境付近でのマレーシア機の墜落は事故ではなく、攻撃である可能性が高いです。
改めてウクライナ情勢を調べたら、ウクライナ軍と親ロシア派武装勢力の激しい戦闘が続いていたそうで、その中で誤って撃墜された可能性があるそうです。
戦争まではいってないですが、紛争は以前から続いていて、その紛争地域を民間機が飛んでしまったというのが、正しい見方になるのでしょうか?

為替相場への影響

昨夜、突然のニュースが舞い込んでからは為替相場は極端に反応しました。
安全資産である日本円が買われ、円全面高の展開になりました。

以前でしたら、有事の際のスイスフラン買いが定石でしたが、フランはユーロと連動するようにスイス中銀が為替介入を行う様になったため、

有事の際には日本円を買え!

が現在のトレンド(?)でしょうか。

昨夜のクロス円の通貨ペアはどれも下記の写真の様になっていました。

http://www.flickr.com/photos/80031239@N00/2502133315
photo by Kevin Labianco

暴落は英語で「plunge」(プランジ)と呼ぶそうです。
上の写真は正にplunge。
急降下。
私が丁度トレードしていた通貨ペアのユーロ/円(EUR/JPY)は、もろに飛行機墜落のニュースの煽りを受けて137.3円から136.95円程度まで急降下!
まさにプランジの暴落状態でした。

今朝は136.65円をつけた後、反騰し137.05円程度に現在はなっています。

他にも日経平均が2014/07/18の寄付きで191円安、その後250円安まで拡大し、今は行ってこいで戻しつつある状況のようです。
また金(ゴールド)の相場も急騰したそうです。有事の際には紙幣は紙屑になる可能性がありますから、現物である金(Gold)が買われたりもするんですね。

有事の際のトレードの注意点

マレーシア航空機の墜落の事件が大きく取り上げられていますが、他にも2014/07/18早朝よりイスラエル軍がパレスチナ暫定自治区のガザ地区に侵攻したというニュースも入ってきています。

ウクライナやイスラエルなどの現地はまさに「有事」の状態ですが、為替相場も「有事」の状態に入ったと見て良いと思います。

戦争やテロ、自然災害などの「有事」の際のトレードが久々であるため、自分自身への戒めを思い出すと共に、初心者トレーダーの方向けの注意点を述べたいと思います。

【有事の際のトレードの注意点】

  1. ボラティリティが高まる。普段の3倍動く想定をする!
  2. テクニカル指標は機能しない!
  3. ポジションは少な目に!

1つ1つ見ていきましょう。

1.ボラティリティが高まる。普段の3倍動く想定をする!

これは初心者トレーダーは特に注意して下さい。
この半年間位の間には見たことが無いような、一気上げ・一気下げが繰り返す事があるため、要注意です。
普段1日で1円動く通貨ペアであれば、1日で3円程度動く可能性も出てきます。
ガガンと上げたり、ひゅーストンと落ちたりしますので
「いつもの平時とは違う、非常事態の相場なんだ!」
という思いを持って相場に臨まないと大けがをします!
ご注意下さい。

2.テクニカル指標は機能しない!

何かしら続報のニュースが入る度に、上がったり下がったりをするために、普段は有効な示唆をくれるテクニカル指標が軒並み役立たずになります。
移動平均しかり、MACD然り、普段見ているテクニカルを信用してトレードすると、突然入ってきたニュースで全然違う相場向きに変わってしまい、大火傷する恐れがあります。
「テクニカル指標は、今はあまりアテにならない!」
と思って過ごしましょう。

3.ポジションは少な目に!

ボラティリティが高くなるので、ビックリするくらい相場が動きます。
普段以上に損切りラインは遠くに設定するなどの対策が必要なため、ポジションは少な目に持ちましょう!
間違っても全力勝負(フルレバレッジでトレードする事)なんかは仕掛けてはいけません。
ご注意を!


しばらくは、マレーシア航空の撃墜のニュースと、イスラエル情勢に左右される相場向きが続くかと思われますので、注意をしてトレードに臨みましょう。

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