2013年は孤独なトレード
一昨日からFX(外国為替証拠金取引)の自分自身のトレードスタイルについて整理するために記事を書いています。
2013年のトレードの失敗を元に、改めて2014年後半をどうトレードに臨むことで昨年と同じ失敗をしないで済むかを模索中です。
FXトレードスタイル確立に向けて「2013年のトレードを振り返る」 - マネー報道 MoneyReport
昨年のトレードの記憶を思い出したら、自分のモード(?)がトレーダーモードに頭が切り替わるのを感じました。このモードに入り過ぎるとロクな事がないので、気持ちはブロガーで分析だけFXトレーダーで行きたいと思います(^^;
そんなFX投資家の方にしか興味を抱かれないであろう記事ではありますが、FX投資家の方達からはそこそこ反響を頂き、嬉しく思っています。
2013年前半のまさにトレードに没頭中の頃は、FX投資家の知り合いの方はいなくて孤独に相場に向かう必要があり非常に苦労をしました。
あの時に、側に誰かFX投資家の方がいて
「今日はこんな損失を出してしまいましたよ(;_;)」
とか
「相場が急騰して一気に利益確定できて『やった!』と思ったら夢だった・・・」
とかそういうトレードの苦しみの部分を誰かに相談できたり、聞いてもらえたりするだけで相当救われたはずなんです。
ですが昨年はまだ、はてなブログで記事を書いていなかったので別ブログサービスでは1つもコメントが付かなくてブログ更新も孤独な中でやっていたので、FX投資家の方との出会いもなくSNSも使いこなせていなかったので、本当FXの先生と言えば書籍だけが頼りでトレードしていました。
なので多くのFX投資家の方達との繋がりを持たせてくれた、はてなブログには本当に感謝しています。
FX投資家の方のアドバイスを検証してみる
一昨日書いた記事に、FX投資家の方からブコメを頂きまして、そのアドバイスを元に検証してみたいと思います。
月利20%。素晴らしいじゃないですか。もっと長期的に考えたら自分の力がいかに凄いかがわかりますよ。
月に投資資金(取引証拠金)に対して20%ずつ利益が増やせる事はスゴイとアドバイスを頂きました。
id:t63yoheiFXさんありがとうございます。
こうやって実際にトレードしている方のアドバイスを聞けるのは非常に有り難いです。
2013年はFX書籍の1つ「FXで月100万円儲ける私の方法」を目標に掲げてトレードをしていました。
- 作者:鳥居 万友美
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: 単行本
こちらの著者の方は毎月100万円の投資資金を元手に、100%増を達成されているという事で、月初100万円スタートで月末には200万円まで増やせているという事です。
そして月末には増えた分は出金し、翌月は再び100万円の投資資金から仕切りなおすという事で。
昨年真似してみましたが、私の力量では到底月利100%増加なんて出来なくて、落ち込んだりもしました。
ですがつい先ほどAmazonの書評でこの本を見たら、散々に書かれていました。
真似してはいけない書籍を目標にしてトレードしてしまったのかもしれません(^^;
さて、月利20%の力と言う事で月利20%増加はどの位の利益になるのかを計算してみましょう!
月利20%増加でどの位の飛躍が出来るのか!?
確認してみたいと思います。
単利と複利
投資においては利益の計算において、単利(たんり)と複利(ふくり)の考え方があります。
辞典で引いてみましょう。
【単利】たんり
元金だけにつける利息。前期間の利息を元金にくり入れないで計算する。
【複利】ふくり
複利法によって計算された利子。重利。
単利の説明は分かりやすいですね。
元金(投資資金)だけに付ける利息という事で、毎月利息が増えても、その利息分は元金に足さずに利息を計算するという方式になります。
複利の説明は難解ですね。
重利って何でしょうね?
ですが複利の計算はごくごく一般的な貯金をイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
例えば定期預金をしていて3年預けたとすると、1年目に利息が付けば2年目に利息を計算する時には「元金 + 1年目の利息」に対して利息を付けますし、3年目の時には「元金 + 1年目の利息 + 2年目の利息」に対して利息を付けるという。
ごくごく一般的な貯金の利息計算が複利になります。
ではFXの投資に単利と複利を当てはめるとどうなるのでしょうか?
単利の場合は「得られた利益を出金しながら、投資資金を一定金額に保ちながらトレードする」という事になります。
序盤で紹介させてもらった書籍の著者の方の投資手法もこちらです。
100万円でトレードしてその月に、10万円利益が出たら月末にはその10万円を出金してしまい、翌月には再び100万円の投資資金でトレードを再開する事になります。
複利の場合は「得られた利益を出金しないで、増えた投資資金のままポジションを増額させながらトレードする」という事になります。
こちらがFXトレーダーの方では圧倒的に多く使われている手法かと思います。
増えた利益を出金せずに次の投資の資金として回しますので、雪だるま式に投資資金を増やす事が出来ます。
時々「100万円を元手に1年で1億円まで増やした!」という猛者の方の武勇伝をネットで見掛けたりする事がありますが、こういう方は複利方式でFXのトレードをされて、得た利益をそのまま次の投資に再投資しながら増やしていったのが分かります。
月利20%複利の場合
時々ネットや書籍で見掛けるFXトレーダーの猛者の方達は、複利で増えた利益を次のトレードに回しながら増やしていきます。
増え始めると爆発的に増えていきます。
月利20%増加で複利で運用した場合を考えてみましょう。
投資資金は計算を分かりやすくするために100万円を設定します。
こちらは投資資金100万円も表には組み込んだまま計算します。
投資資金100万円を月利20%ずつ増やしていく事が出来たとすると
【月利20%増加で複利でトレードした場合】(単位:万円)
月 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
1 | 100 | 892 | 7950 |
2 | 120 | 1070 | 9540 |
3 | 144 | 1284 | 11448 |
4 | 173 | 1541 | 13737 |
5 | 207 | 1849 | 16484 |
6 | 249 | 2219 | 19781 |
7 | 299 | 2662 | 23738 |
8 | 358 | 3195 | 28485 |
9 | 430 | 3834 | 34182 |
10 | 516 | 4601 | 41019 |
11 | 619 | 5521 | 49222 |
12 | 743 | 6625 | 59067 |
と、なりまして1年で743万円まで増やすことが出来、1年と2ヶ月で1,000万円を達成し、2年と3ヶ月で1億円を達成できます。
なので「100万円を元手に1億円まで増やした!」と豪語する人がいますが、あながち嘘ではないんですよ。
毎月20%ずつ増やしていけるトレードの腕があれば3年で達成できちゃいます。
実際には税金も支払う必要があるのでもう少し期間は掛かると思いますが、月利20%の複利運用ならば3年で1億円達成できてしまいます。
デメリットとしては100万円でトレードしていたはずが翌年には1,000万円でトレードする事になったりと、取り扱う金額が増えすぎるため、トレードに対する心理的ストレスが大きいです。
昨年の私はこのストレスにやられました。
月利20%単利の場合
今回私が模索しているのがこちら。
毎月得られた利益を出金し、月初には同じ投資資金でトレードに臨みます。
爆発的に資金が増えるという事はないですが、投資の際のポジション量を一定に出来てポジションの管理がしやすいというメリットがあります。
月利20%増加で単利で運用した場合を考えてみましょう。
投資資金は100万円として計算します。
こちらは増えた利益分だけを載せていきます。
投資資金100万円で月利20%ずつ出金していく事が出来たとすると
【月利20%増加で単利でトレードした場合】(単位:万円)
月 | 1年目 | 2年目 | 3年目 |
---|---|---|---|
1 | 20 | 260 | 500 |
2 | 40 | 280 | 520 |
3 | 60 | 300 | 540 |
4 | 80 | 320 | 560 |
5 | 100 | 340 | 580 |
6 | 120 | 360 | 600 |
7 | 140 | 380 | 620 |
8 | 160 | 400 | 640 |
9 | 180 | 420 | 660 |
10 | 200 | 440 | 680 |
11 | 220 | 460 | 700 |
12 | 240 | 480 | 720 |
と、なりまして複利方式と比べると可愛い利益になりますね。
1年目で240万円の利益。2年目で480万円、3年目で720万円と毎年240万円ずつの利益だけを手にしていく手法になります。
こちらの単利方式のメリットは爆発的に資産を増やせない代わりに毎月定収入を得られること、またトレードに対する心理的ストレスが少なくて済むことが挙げられます。
私はこちらのトレードスタイルで今後投資をしますので、そんなにはすごくないんです。
まとめ
- トレード方式には単利と複利がある
- 複利のトレード方法は爆発的に投資資金を増やす事が出来る
- 単利のトレード方式は毎月一定金額ずつ利益を得る事が出来る