MVNOのデータ通信SIMでLINE電話を使う方法
昨日の記事で、MVNOの低速SIM(データ通信専用SIM)でLINE電話を使うのにはHeyWireというアプリを使ってアメリカの電話番号を入手し使う事でLINE電話を掛けられる話を書きました。
電話番号がないのにLINE電話が使える?MVNOのAndroidスマホでLINE電話を使う方法
MVNOでもLINE電話を掛けられる方法を見つけました(^_^)v
これで格安運用が出来ます♪
そして最後の注意点として「MVNOのLINE電話は相手が電話を掛けてきても原則出ちゃダメ!」と記載しました。
HeyWireで付与される電話番号はアメリカの電話番号であるため、LINE電話で相手に掛けた後に、相手がその電話番号に掛け直してくると国際電話になってしまう可能性があるためです。
これはきちんと確認しておかないと、読者の皆さんにご迷惑をお掛けする事になりかねません。
また考えていたら、ふとした疑問が湧いてきました。
このHeyWireで入手した電話番号に折り返して掛け直した時に、きちんとLINE電話で受け取れるのだろうか?
またその場合のLINE電話に電話を掛けた側の電話料金の請求はどの様になるのだろうか?
と。
湧いてきた疑問には実行&調査あるのみ!
早速、自分のスマホからLINE電話に電話を掛けてみました!
LINE電話に電話を掛けてみたら・・・
私は現在、スマホの2台持ち。
昨年から持っている白ロムのAndroidスマホ(MVNO低速SIM)と3月に購入したばかりのiPhone5sです。
iPhoneはLINE電話が未対応だったため使うことができず、代わりにAndroidスマホでLINE電話を使います。
このAndroidスマホは低速SIMで電話番号を持たないため、HeyWireアプリを使って米国の電話番号をもらっています。
その米国の電話番号でLINEの電話番号認証を行い、LINE電話が使える状態になっています。
AndroidスマホからのLINE電話での発信は既に試しており、発信出来る事を確認済みです。
次はこのLINE電話ので掛かってきた電話を受けてみたいと思います。
LINE電話での着信テストです。
いざiPhoneでAndroidスマホの米国電話番号を指定し、掛けてみます・・・
呼び出し音が鳴り、ガチャリ
「Hi! fhaoifewoa falfe benono beono」
!?(@o@)?
聞き慣れない外国語が受話器の向こうから聞こえてきます。
AndroidのLINE電話では何も操作していません。
まだ着信していません。
なのに誰かが電話に出て喋っています!!!
「何、何?何が起きてるの?っていうかアンタ誰?」
と完全にパニックに。
慌てつつ電話を掛けたiPhoneを見ると既に通話時間が9秒とか経過しています。
「ハッ!しまった!これ国際電話じゃないのか!」
すぐに、iPhoneの電話を切ります。
「プーッ、プーッ、プーッ・・・」
ふー、と一息付いてAndroidのLINE電話を確認しますが、着信していません。
LINE電話に繋がらないのに、どこかの誰かに繋がっちゃいました。
しかも外人。
何を言っているのかはわかりませんでしたが、多分英語。
人が喋っているというよりかは、録音された案内テープが流れている感じでした。
いや、しっかし。
何これ?
LINE電話って着信できないの!?
LINE電話のホームページで確認してみる
落ち着いてからLINE電話のホームページを開いて確認してみる事に。
TOPページの内容を隅から隅まで読んでみたが、特段電話を受けられないなんて記述はない。
相手にLINE電話で電話して、相手が折り返し通話の対応状況まで載っています。
docomoからの折り返しには非対応ですが、相手のLINE電話の電話番号を知っていれば掛け直せるから問題ありません。
一体全体なぜ?
なんなのいったい?
もう少しLINE電話のサイトを探してみる事に。
Help Center | LINE
色々と調べていったら、ようやくヘルプの回答の中にヒッソリと答えが書いてありました。
データ通信用SIMで利用できますか?
LINE電話をご利用いただくには、電話番号での認証が必要です。
SMSを受信してLINEの認証を行うことが可能なプランをご契約の場合、LINE電話をご利用いただけます。
ただし、LINE電話は発信専用のサービスですので、通話の着信を行うことはできません。
な・なんだとー!!??
LINE電話は発信専用のサービスだって?
もっと目立つとこに書いといてくれよー。
なんだってこんな分かりにくい所にヒッソリと書いてるんだよー。
折り返し通話可能とかTOPページに書いてるから、普通にLINE電話で着信出来ると思っちゃうだろう!
っていうか、じゃあさっき俺が電話した電話番号って普通にHeyWireからもらったアメリカの電話番号だから、国際電話しちゃったってこと?
しかもiPhoneから!?
それってメチャクチャ通話料高いんじゃないの?
おいおいおい、LINE電話さんよー、高額な電話料請求されたらどうしてくれるの?
『LINE電話は着信できません』とババンと目立つところに書いてないから、普通に折り返し電話してみちゃったじゃないの!
そしたら国際電話の通話料請求されちゃうの?
待って下さいよ~。
わずか10秒足らずとはいえ、スマホからの国際電話って幾らぐらい掛かるんだろ・・・。
来月の電話代の請求が怖い・・・(T_T)
って、話がずれてきた。
スー・・・、ハー・・・・
と、深呼吸して落ち着いてみましょう。
ええと、論点を整理すると
- LINE電話は着信できない
- LINE電話は発信専用電話
という事か。
そして間違って折り返し電話を掛けたら、その時は相手のキャリアの電話に繋がるだけと。
HeyWireのアプリでもらった電話番号に掛けてしまうと、国際電話になってしまうと。
・・・。
名前を変えるべきじゃ
これってですね、私がきちんと確認しないで折り返して電話してみたのも悪いですけど、「LINE電話」って名前が悪いんじゃないですか?
「○○電話」って名前が付いていたら、電話も掛けられるし、電話も受けることができると普通に思うじゃないですか。
世の中に「○○電話」と『電話』という名前が付いていながら、電話を掛けることしか出来ないサービスなんて他にありますか?
これが「LINE電話」じゃなくて「LINE発信専用電話」とか「LINE発信」とかって名前が付いていたら、私も
ああそうか、LINE発信は当然電話を発信する事しか出来ないサービスだな
とすぐに合点がいって、着信なんか期待しませんよ。
そこにただ単に電話って名前が付いていたから勘違いしたんです。
LINE電話はサービス名を改名すべきですね。
LINE片道電話
お後がよろしいようで(^^;
※LINE電話で掛かってきた電話への折り返し電話は相手のキャリアの電話サービスに繋がりますのでご注意下さい。