QE3がさらに縮小!
2014/1/30 AM4:00に発表されたFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)の決定内容発表で、QE3(量的金融緩和政策)の縮小がさらに一歩押し進められる事が発表されました。
テーパリングがさらに進展する展開となりました。
アメリカのFOMC声明と、経済見通しの発表では以下の様に触れています。
「米国債の買入を月額400億ドルから350億ドルに減額」
(前回2013/12の発表時は450億ドルから400億ドルに減額)
「MBS証券の買入を月額350億ドルから300億ドルに減額」
(前回2013/12の発表時は400億ドルから350億ドルに減額)
「政策金利は0.00%~0.25%に据え置き」
今月頭に発表された米雇用統計がかなり悪化していましたので、QE3縮小が更に進むかは微妙かと思っていましたが、米経済は順調な様でQE3がさらに100億ドル縮小となりました。
QE3の立て続けの縮小が発表された後、いよいよ次期FRB議長であるイエレン氏が2/1に新FRB議長として就任し2/3に宣誓します。
ジャネット・イエレン氏の手腕に世界の注目が集まることとなります。
上手にQE3のテーパリング完成(終了?)させ、その後の米経済の舵取りをうまくやっていって欲しいと期待しています。
トルコが急に金利の利上げ
詳しくは見ていないのですが、リラを自国通貨とするトルコが大幅な利上げに踏み切りました。
リラの防衛に動いたとの事です。
結構昨日の相場には影響が大きかった様ですね。
米GDP速報値発表
2014/01/30 22:30にアメリカの、2013年10~12月四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比率)が発表されました。
米10-12月GDP速報値
予想3.2% 結果3.2% 前回4.1%
市場予想ピッタリの3.2%でした。
予想通りという事で市場はあまり反応せず。
前回の4.1%よりは悪化していますが、充分に良い数字かと。
日本の2013年07-09GDPが1.1%ですから、アメリカ経済の景気良さがわかります。
まとめ
- FOMCにてQE3が更に縮小へ!
- トルコが自国通貨リラ防衛のために大幅利上げ
- 米GDP速報値は市場予想通りの3.2%
あぁ、なんだか久々に本職の記事を書いた感じです。
今年に入ってからの記事しか読んだ事のない読者の方には
「へー、こんなブログタイトルに関係する記事も書くんだー」
と思われた方も多いかと思いますが、本来はこのテの記事がメインのブログにになっています。
まぁ脱線して違う話で連載してしまう事が多いのですが(^^;
ポイントポイントでは、こうしたきちんとしたマネー関連の記事も書いていこうと改めて思った次第でした。