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11月米雇用統計結果 連銀総裁発言も慌ただしくなってきた

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2013/12/06発表の米雇用統計結果

先週末の12/06(金)22:30にアメリカの雇用統計が発表されました。

結果は下記。

2013/12/06(金)
22:30 11月非農業部門雇用者数変化(前月比)
 予想:+18.3万人 結果:+20.3万人 前回:+20.4万人
22:30 11月失業率
 予想:7.2% 結果:7.0% 前回7.3%

非農業部門雇用者数変化は市場予想の+18.3万人を越え、先月の+20.4万人に肉薄する+20.3万人増加となりました!
+20万人の大台を維持しました。
失業率も改善し、7.0%まで低下。
非常に強い内容となりました。
10月からの「強いアメリカ経済」を継続しています。
12月はクリスマス商戦等もあり、季節的な雇用の改善が後押しされやすい時期ですから、なお雇用回復の期待が膨らみます。

アメリカ、良いですね。

12月FOMCは12/17・18

このような強い雇用関連指標発表が出ると、当然気になるのはこの雇用改善を牽引しているQE3(量的金融緩和政策)の縮小開始時期です。

「雇用が悪化したから、雇用改善を狙ってQE3を導入」

してきた経緯がありますから、その雇用が改善すれば当然QE3はその役目を終えて、縮小→解除と進むわけです。
QE3が継続している間は株価が上がりますので市場は喜びますが、QE3縮小やましてや解除となれば市場は驚き、アメリカの雇用と景気に冷や水を浴びせかねる結果になりかねません。

適切な時期に適切な分量の緩和縮小が必要

になります。
難しい舵取りを、次期FRB議長のイエレン氏は担うことになります。

さて、今後の日程で気になるのは12月のFOMCです。
12月のFOMCは2013/12/17、18の2日間に渡って開催されます。
12月のFOMCではQE3の縮小開始は見送りとの市場予想が大半を占めますが、もしQE3縮小開始を発表したりすれば年末市場は大混乱となります。
12/17、12/18の両日は、FOMC関連の発表や要人発言に要注目です。

連銀総裁達が慌ただしくなってきた

本日のロイターのニュースで「米緩和縮小近いとの見方台頭」と報道されました。

米緩和縮小近いとの見方台頭、セントルイス連銀総裁が支持表明 | Reuters
QE3縮小開始近いか?「ハト派とされるブラード総裁がこうした発言をし始めたことで、FRBの緩和縮小着手が近いことが示された」。ハト派がタカ派的発言をすると非常に注目されます。

セントルイス連銀総裁が支持表明との事ですが、今年のFOMCで投票権を持つリッチモンド地区連銀のラッカー総裁、来年のFOMCで投票権を持つダラス地区連銀のフィッシャー総裁などが縮小緩和を唱えだしたとのこと。中間派のブラード総裁の発言も注目されています。

さぁ、連銀総裁達の発言にも注目が集まり始め、QE3縮小開始議論が活発になりそうな雰囲気が漂ってきました。

アメリカの経済の舵取りは日本の経済にも、大きな影響を及ぼします。
注視して動向を見守りたいと思います。