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QE3テーパリングは失業率7%? QE1、QE2を振り返る

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QE3テーパリングとは?


QE3とは米国が行っている金融緩和政策の1つ。
量的金融緩和政策の事を言い、過去に2回実施した事があり、今回が3度目なのでQEの後ろに3をつけて「QE3」と呼ばれている。

量的金融緩和はリーマンショック後の景気後退、金融不安を緩和するために行われた金融政策であり、平時に執るべき政策ではない

平時ではなく金融不安の恐れのある非常時に導入され、危機が去り平時に戻る時には合わせてその金融緩和規模を縮小していき、最終的には金融緩和政策を止める所まで行う。
この金融緩和政策をやめて資産買い入れ等の額を0円(0ドル?)にする事をテーパリングと呼んでいる。

QE3が縮小しても、資産買い入れを継続している間はテーパリングとは呼ばない。


過去のQE1、QE2の縮小時の失業率


過去のQEを振り返ってみましょう。

米国のFRBによるQEはこれまでに3回行われています。
QE1は2008年11月~2010年6月で規模は1兆7,250億ドル。
QE2は2010年11月~2011年6月で規模は6,000億ドル。
QE3は2012年9月~2013年10月現在継続中で、規模は月額400億ドル。

これまでのQEが開始され、終了された時期の失業率を確認してみましょう。

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このグラフは過去6年間のアメリカの失業率の推移を現したものです。

青い縦線がQE1の開始から終了まで、オレンジの縦線がQE2の開始から終了まで、赤色の縦線がQE3の開始となっています。

それぞれの時の失業率もグラフに記載しました。

QE1は一時10%を越えた失業率がピークアウトし下げてきた場面の9.7%で解除されました。

QE2は再び10%をつけた失業率が落ちてきて9%を割り込むタイミングで解除されています。

今回のQE3解除の失業率目安は?

ここで気になるのは勿論、現在進行中のQE3がどの程度の失業率まで下がれば解除されるのかという点です。

グラフは滑らかな右肩下がりになってきています。
7%割れは十分な低くなった失業率とも言えそうですし、QE1開始となった6.5%も数値のキリの良さでは注目されそうです。

過去のQE解除をグラフで眺めると、自ずと近い将来QE3解除が訪れ、しかも7%や6.5%の失業率を示した時は、QE3のテーパリングとなるかもしれませんね。