マネー報道 MoneyReport

仮想通貨に特化した自作EAを公開中!仮想通貨FXでMT4&MT5を活用し資産運用中!

WiMAXの契約者、シェア推移。案外利用者が増えているんですね~(^-^)w

あとで読む スポンサーリンク

WiMAX

WiMAXについて調べ始めて数記事書いてきましたが、一番の驚きは前回書いた

「WiMAX提供事業者は一社のみだった!」

という点になるかと思います。

UQ WiMAXを提供している「UQコミュニケーションズ」のみが提供していて、後の事業者は全てUQ WiMAXのMVNO(仮想移動体サービス事業者)であり、個別に付加するサービス等で差別化を図っている模様。
しかし、大元が一社で独占的に事業を行っているため、競争原理が働かずサービスの改善や価格低下にはなかなか繋がらないかと思います。

ちなみにWiMAXは「2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステム」の事で、固定回線の敷設が難しい山間部や離島等でも高速データ通信が出来る様にとサービスが提供され始めた無線データ通信になります。

今年の春先にそれまで「無制限高速データ通信!」を謳っていたのを「3日間で3GBを超えたら速度制限します」と発表したものだから、ユーザーから大不評を買って、色々なニュースになりました。
その辺の話は下記の記事にまとめました。

まぁ色々と不評を買っているWiMAXですが「便利ですよ~」と普通に使っているユーザーも多数いるわけで、その辺の実際のところを調べてみようかと。

WiMAX契約者数推移

総務省が発表している「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成27年度第1四半期(6月末))」を見てみましょう。

別紙より


1 移動系通信
(1) 移動系通信(携帯電話・PHS・BWA)
○携帯電話の契約数は1億5,149万(前期比+1.0%、前年同期比+5.4%)、移動系通信(携帯電話、PHS及びBWA。以下同じ。)の契約数は1億5,816万(前期比+0.6%、前年同期比+4.6%:単純合算では1億7,864万)となっています。


○3.9世代携帯電話(LTE)の契約数は7,522万(前期比+11.0%、前年同期比+47.8%)、PHSの契約数は453万(前期比▲12.2%、前年同期比▲17.9%)、BWAの契約数は2,262万(前期比+16.2%、前年同期比+178.5%)となっています。


○移動系通信の契約数における事業者別シェア(グループ別)について、NTTドコモは42.7%(前期比+0.3ポイント、前年同期比+0.7ポイント:単純合算では37.8%)、KDDIグループは28.8%(前期比+0.2ポイント、前年同期比+0.6ポイント:単純合算では31.0%)、ソフトバンクグループは28.5%(前期比▲0.5ポイント、前年同期比▲1.2ポイント:単純合算では31.2%)となっています。


総務省|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成27年度第1四半期(6月末))

上記のBWAと書かれているのがWiMAXの事です。

「BWAの契約数は2,262万(前期比+16.2%、前年同期比+178.5%)」

との事で、何だか物凄い契約者数が激増しています!
前年同期比+178.5%って3倍近い伸びですよ!!!
平成26年度第1四半期の契約者数が812万人だったのが、1年後の平成27年度第1四半期時点で2,262万人ですから、驚異的な伸びです。

グラフも載っていたので引用させてもらいます。

3.9G(LTE)・PHS・BWAの契約数の推移(平成27年度第1四半期)
f:id:MoneyReport:20151207133651j:plain

う。
なんじゃこりゃ(>_<)
総務省発表のPDFのグラフが潰れていてまともに数字が読むことが出来ません(;_;)
赤い線のグラフが「BWA(WiMAX)」の推移です。
黄緑色の線のグラフがLTEで数字が大きいのでよく分かりませんが、WiMAXの利用者増加も結構なものです。

ちょっと分かりにくすぎるのでもう少し前のグラフも載せましょう。

電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成26年度第1四半期(6月末))
BWAの契約数は812万(前期比+8.9%、前年同期比+40.8%)
総務省|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成26年度第1四半期(6月末))

こっちのグラフでは黄緑色が「BWA(WiMAX)」の推移になっています。

f:id:MoneyReport:20151207135406j:plain

1年前は徐々に上がってきていたのが、ここ1年で3倍程度まで一気に契約者数が伸びた実態が分かります。
またグラフから見えてくるのはWiMAXは2009年にサービスが始まった無線データ通信なんですね。

ここ5年くらいで普及してきたサービスなんですねぇWiMAXは。

WiMAXのシェア

また統計からはWiMAXが移動通信サービス全体でどの程度のシェアを握っているのかを見ることが出来ます。

携帯電話・PHS・BWAの契約数における事業者別シェアの推移(個社別)
f:id:MoneyReport:20151207143920j:plain

水色の「UQコミュニケーションズ」がそうで、着実にシェアも伸ばしているのが見て取れます。
平成27年度第1四半期の時点のシェアは6.3%までも取っています!
これは想像していたよりもかなりシェアを取っていますね~。
1年前はシェア2.6%しか取っていなかったのが、1年後には6.3%もシェアを握る様になったんですから、WiMAXのシェア拡大は相当なものですねー。

悪評を買うようになった原因

こうして統計資料から見えてくる姿は

この1年間でユーザー数が800万人から2,200万人に急増し、従来提供出来たサービスが提供できなくなった

姿ではないでしょうか?
それまでは1年に200~300万人程度の増加だったのが、この1年は1,400万人もの例年の5~7倍もの急増(>_<)
それまで使ってきたインフラでは当然耐えきれるような人数の増加じゃないですよね、これは。

「この1年も300万人程度の増加でしょう、インフラ整備もその程度で」

と見込んでいたら、5倍程度の1,400万人もの人が殺到し

「ダメだ従来通りのサービスなんて、とてもじゃないが提供できない(>_<)」

となったとしても想像に難くないかと(-_-;
インフラ整備だって相当なお金が掛かりますから、「ユーザー数3倍に耐えられるインフラ整備をしよう!」とはなかなかなりませんよねぇ。

想定外の契約者数の急増

これが、WiMAXの「3日間で3GB制限」を掛けざるを得なくなった原因なのではないでしょうか?

WiMAXのMVNO

と、まぁ勝手な推測ではありますがWiMAXのここ最近のドタバタ劇の裏側を想像してみました(^-^;

MVNOがメインとなっているWiMAX事業者ですが、数ある事業者の中で個別に推薦してみたいと思います。

So-net WiMAXってどうなのかな?

SONYが提供するプロバイダーサービスとしてスタートしたSo-netもWiMAXサービスを提供しています。

So-net モバイル WiMAX 2+

サイトを見てみて目に付くのは・・・

キャッシュバック金額の多さ」がまずは取り上げられますでしょうか。
ADSLやフレッツ光と同様に、WiMAXも高額キャッシュバックを受け取ることが出来ます。
2015/12は27,000円のキャッシュバックが受けられるようです。
他社のWiMAXのキャッシュバックと比べてもかなり高額なようですね(^^)w

また、So-net WiMAXのキャッシュバックは、契約後の利用13ヵ月目にメールで連絡してくれてサイトから申し込む形なので、案外受け取りやすいかと思います。


続いては「機種代0円&月額料金が安い」点ですか。
WiMAXの本体となるモバイルルーターは最新機種も含めて全て0円になっています。
月額料金は少々わかりいにくいですが、ギガ放題で「1~2か月目3,495円/月、3~24ヵ月目3,980円/月」となっていますね。
他社に比べて圧倒的に月々かかるランニングコストが低いのが特徴です。


最後は「オプションサービスが充実」している点ですか。
セキュリティサービスの「カスペルスキーマルチプラットフォームセキュリティ」が最大12ヵ月無料になるので、ウイルスソフトを買う代わりに1年間無料で使えますね(^^)w
So-net つながる機器補償」も最初の2ヵ月無料で利用する事ができますね。!
So-net(インターネット)に接続している機器が、破損や水濡れ等により故障した場合に、年間最大5万円のお見舞金を支払ってくれたりします。


と言ったところが、So-net モバイル WiMAX 2+の特徴ですかね~。
WiMAXは今後もユーザーの急増が見込まれますので、数あるWiMAXのMVNO選びの参考になれば幸いです。