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iPhone6のアンテナピクト問題回避方法!他のiPhoneやiPadについても!

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アンテナピクト問題、セルスタンバイ問題

一昨日の記事に頂いたコメントが発端となって、iPadのアンテナピクト問題、セルスタンバイ問題について調査し、記事にて報告させて頂きました。


iPad Air2 Wi-Fi + Cellular(SIMフリー版)に挿すMVNOはSMS付じゃないとダメ?セルスタンバイ問題の現在(いま) - マネー報道 MoneyReport

アンテナピクト問題「MVNOのSIMを挿しているのに電波受信状況を示すアンテナピクトが立たない現象」を指します。
セルスタンバイ問題「MVNOのSIMを挿していて電波を捕まえているのに、圏外と表示されてバッテリーの消耗が激しくなる現象」を指します。

結論としては電話機能を持たないタブレットであるiPadではアンテナピクト問題、セルスタンバイ問題は起きないと書きました。

iPadが大丈夫そうなのは分かりましたが

「じゃあiPhoneは?」

と気になったのが発端です。
ブコメでもiPhoneの対応状況を気にする書き込みも頂きました。
という訳で、本日はiPhone6やiPhone6Pluseを含むiPhone全般でアンテナピクト問題やセルスタンバイ問題が起きるのか?を検証していきたいと思います。

iPhoneのアンテナピクト問題やセルスタンバイ問題

そもそもアンテナピクト問題やセルスタンバイ問題が起きるのは

MVNOのデータ通信専用SIM

を使った場合にだけ発生する問題です。
MVNOであっても、SMS(ショートメッセージサービス)機能の付いたSIMや電話機能付きのSIMでは発生しません。
アンテナピクト問題やセルスタンバイ問題を明確に回避したい人は「MVNOのデータ通信専用SIMを使わなければ良い」事になります。

さて、全てのMVNO対象の話ではないですがMVNO(仮想移動体通信事業者)事業者の1つであるIIJmio(あいあいじぇいみお)の技術者の方が書かれているブログが非常に詳しいのでそちらを参考にさせてもらいます。

てくろぐ: IIJmioモバイルサービス iOS別 iPhone・iPad動作状況 (iOS 11.1)
IIJmio技術者の方が書くブログ。時々、Androidのソースコードの奥まで原因調査に乗り出したりと、技術者魂を見せつけてくれるブログ(^^)w

まずはiPhoneの状況を見てみましょう。
下記の図は各iPhoneのiOSをバージョン「8.0.2 (12A405)」に上げた場合の状況です。

f:id:MoneyReport:20141021081131p:plain

図を見て頂いて、下の※印もよく見ないと分かりませんが、原則はiPhoneではアンテナピクト問題が発生します!
普通のMVNOのデータ通信専用SIMをSIMフリーiPhoneやdocomoのiPhoneに挿しても、アンテナピクトが立たず「電波が掴めていない表示」がされます。
iPhoneでアンテナピクト問題を回避するためには※2にも書かれていますが、SMS対応SIMか音声通話対応SIM(みおふぉん)のSIMを使う必要があります。

ん~、iPhoneでは原則アンテナピクト問題が起きてしまうんですね~(-_-;
せめてもの救いはセルスタンバイ問題が起きるとは記載がないので、電池の減りが早いといった実害はない所。
アンテナピクトが立たないだけで、普通にデータ通信は出来ますので実害は特段ないかと。
あ、でも※4で「※4: データ通信専用SIMでは、通信ができるようになるまでに非常に時間がかかることがあります。」と記載があるので、ちょっと使いにくい場合もあるんでしょうかね~。


続いてiOSバージョンが「iOS 7.1.2(11D257)」の場合のiPhoneです。
そう、iPhoneのiOSバージョンによってMVNOの動きが変わるんです!
これは難しい(- -;
人に説明するときに一々「あなたのiPhoneのiOSバージョンは何ですか?それなら・・・」と説明内容を変えるのは結構きついなぁ・・・。

f:id:MoneyReport:20141021081141p:plain

「iOS 7.1.2(11D257)」の場合、iPhone 5s、iPhone 5cではテザリングが出来ないそうです(T_T)
アンテナピクト問題も起きます。
あ、でもiOS8であった「※4: データ通信専用SIMでは、通信ができるようになるまでに非常に時間がかかることがあります。」の記載がないので、テザリングに興味のない人はiOS7でMVNOを使った方が安定して使えるのかもしれませんね(^^;

上記のことを踏まえまして、まとめると。

【結論】
iPhone6ではアンテナピクト問題が発生するし、通信開始に時間が掛かる場合もあるので、MVNOのデータ通信専用SIMは使わない方が良い!

と、なります。
iPhone使うならSMS対応SIMを使うか、音声通話対応SIMを使うのが正しい選択になります(^^)w

iPadの確認

ここまで詳細にデータを公開してくれていますので、昨日チェックしたiPadも確認しておきましょう!

下記はiOS「8.0.2(12A405)」の時のiPadの挙動です。

f:id:MoneyReport:20141021081107p:plain

アンテナピクト問題は発生しませんね(^^)w
ただ、こちらも※4がありますので「※4: データ通信専用SIMでは、通信ができるようになるまでに非常に時間がかかることがあります。」との事。
ぬわに!?
だとすると、ちょっと不都合が出る場合もあるという事ですか~(-_-;
どの程度の時間が掛かるんでしょうね?
ちょっと気になりますね・・・。

またテザリングする場合には「APN構成プロファイル」をインストールしないとダメなようです。
※6の詳細文。「※6: APN構成プロファイルをインストール後、一度iPadを再起動することで、テザリングが設定可能になります。」


続いて「iOS 7.1.2(11D257)」のバージョンのiPadの場合。

f:id:MoneyReport:20141021081120p:plain

キャリア設定(キャリアプロファイル)が「ドコモ 16.2」では、テザリングが利用できないそうです。
これは結構大問題になってましたね~。

「SIMフリーiPadAir買ったのに、キャリアプロファイルをアップした途端にテザリングが出来なくなった(T_T)」

と、ネット上でも大いに話題になっていました。

ちなみに「Carrier 16.1」以前の状態でであれば、テザリングが利用できるそうです。
アンテナピクト問題は発生しませんね(^^)v

うーん。
iPadでも出来ればSMS対応SIMを購入した方が安定してiPadを使えるのかもしれませんね~(-_-;
アンテナピクト問題は起きませんが、iOS8以上ではネット接続に時間が掛かるようになる別の問題が起きているようです・・・。

おいさん (id:Doraneko1986)、iPadでもSMS対応SIMを購入した方が安全のようです・・・。

SMS対応MVNOには下記のような物があります。

IIJmio SMS機能付きSIM

ですが、出来ればIIJmioの様に細かいバージョン単位の情報まで開示してくれている、MVNO事業者を選んだ方が安心かもしれませんね。

まとめ

  • 全てのiPhoneでアンテナピクト問題が起きる!
  • iPadではアンテナピクト問題は起きないが、iOS8以上では「通信が出来るようになるあmで非常に時間がかかる事」がある
  • 気になる人はSMS対応SIMを購入するか、音声通話対応SIMを購入した方が良い