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個人型確定拠出年金(401k)で運用して老後に備える!フリーランスのマネー講座♪

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国民年金基金の不安とインフレ発生時

フリーランスのマネー講座第2弾「年金」編を書いていますが、先日ご紹介した国民年金基金は制約も多いためなんだか不人気な印象(^^;

国民年金基金てそんなに悪いことはないと思うんですが。
色々と不評も聞きますが、設立されて20年しか経ってなくて財務も健全なので入って良いと思うんですけどね(^_^;)

頂いたブコメを見てみましょう。

id:cardmicsさん

インフレの可能性があることを考えると、ちょっとツラいんですよね…年金基金って。私は個人型401kで分散投資してます。

確かに「国民年金基金はインフレに耐えられないからダメだ!」という論調は結構聞きます。
物価スライドに対応したりしていなくて、あくまでも積み立てたお金に1.75%の運用益分を上乗せして、65歳以降に年金として受け取れるという仕組みのために、自分の老後が来るまでに日本で大規模なインフレが起きた場合にはあまり意味をなさない金額になる恐れはあります。

例えば平成26年現在であれば老後に3,000万円ほど国民年金とは別に老後の生活費として必要という話もありますが、10倍のインフレが起きた場合には物価が10倍とかになります。
現在160円で買えるペットボトルのジュースが1,600円とかする様になれば老後に必要な生活費は3,000万円では全然足りなくて3億円必要になります(!?)。
インフレが起きる場合には株式等の値上がりも起きますので、株式投資でも運用されている国民年金や厚生年金は支給額を増やす事が出来ます。
バブル景気の時にインフレが起きて物価も上がりましたが、国内株式が過去最高を記録したのは記憶に新しいところ。

しかし国民年金基金だと、このインフレ対応機能が内包されていないために不安だという所が懸念され、敬遠されている理由になります。

そんなインフレ懸念に対応するためには、株式や債権等を盛り込んだ年金運用が必要で、フリーランスの方が選ぶとすると個人型確定拠出年金(401k)が該当します。

http://www.flickr.com/photos/76657755@N04/7027595775
photo by Tax Credits

個人型確定拠出年金(401k)って何ぞや?

サラリーマンが加入するのは企業型確定拠出年金(401k)になります。
一般的に401kと言えば、こちらの「企業型」の確定拠出年金を指すことが多いと思います。

確定拠出年金とは

wikipediaより引用させてもらいます。

確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん。DC)とは私的年金の1つで現役時代に掛け金を確定して納め、その資金を運用し損益が反映されたものを老後の受給額として支払われる年金。すなわち、掛け金は確定した額ときまっているが将来の受給額は未確定である。「日本版401k」とも言われる。

という訳で「毎月の掛け金は決まっているんだけど老後の将来にもらえる金額は分からないよ。」という未確定の多い年金となります。
掛け金よりもずっと多い金額をもらえる場合もありますし、元本割れして掛け金よりも少ない金額しかもらえない場合もあります。
「自己責任」での運用をするのが確定拠出年金となります。
保険や株式、債権等で運用し、しかもその取り扱い企業や投資信託などの商品も自分で選んで、運用の指図までもしなければいけないという結構手間の多い大変なもの。
なんだか普通の投資信託とかの購入でも良いような気がしてしまいますが、違うのはこれが年金として取り扱われるためにかなりの優遇がされているということ。

個人型確定拠出年金のメリット

通常、投資信託などの運用益には税金が掛かりますが、これが非課税になります。
また掛け金全額が所得控除の対象になり、所得税や住民税が軽減されます。

個人型確定拠出年金の掛け金上限

また掛け金の上限額が設けられており、月額68,000円までしか積み立てる事は出来ません。
年額816,000円になります。

さらにこの個人型確定拠出年金の掛け金と国民年金基金の掛け金とが合算しての上限となっています。
国民年金基金に68,000円の上限まで加入している人は個人型確定拠出年金はもう入れませんし、逆に個人型確定拠出年金に68,000円まで加入している人は国民年金基金に入れません。

ですが両方半々ですとか、金額を決めて20,000円が国民年金基金に加入して、48,000円までを個人型確定拠出年金に加入するといった使い方をする事が出来ます。

個人型確定拠出年金のデメリット

「60歳までは解約できない」点です。
また年金の受け取りを5~20年の間で選ぶ事が出来るんですが、受取期間が有限になる点がデメリットと言えばデメリットでしょうか。
逆に国民年金基金の「終身年金」であれば、老後長生きしている期間ずっと受け取る事が出来るので、その点では国民年金基金の方が優れている点ではあります。

個人型確定拠出年金(401k)の特徴
イデコ公式サイト|個人型確定拠出年金iDeCo【公式】

個人型確定拠出年金で気をつけること

これは結構いっぱいありますねー、ザザザッといきます!

個人型確定拠出年金では口座管理料が掛かったり、運用管理費用(信託報酬)も掛かるという事で、通常の年金とはやはり趣が違います。
信託報酬が安いのは「スルガ銀行」と「SBI証券」が安いそうです(^^;
DC預入金が50万円を越えるとどちらも無料になるとのこと!
他の金融機関は大体が年間5,000~7,000円以上掛かるようです。

運用管理費用(信託報酬)信託報酬低めの品揃えは「琉球銀行」と「岩手銀行」が良いとのこと!

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」(日本版401kとも) フリーランス(個人事業主)の年金と保険
個人型確定拠出年金(401k)の詳しい説明。フリーランスの方の生活。

個人型確定拠出年金取り扱い金融機関

銀行や信託銀行、生命保険会社に証券会社と色々な金融機関が401kを取り扱っています。

投資信託で運用したいなら証券会社
http://www.npfa.or.jp/401K/operations/brokerage.html


貯金ベースで元本保証で運用したいなら銀行
http://www.npfa.or.jp/401K/operations/

お勧め書籍

ちょっとですね、素人が手を出すには難しいのできちんと勉強してから個人型確定拠出年金は加入しましょう。
お勧めの書籍はこちら(^-^)/

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術 竹川 美奈子著

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  • 発売日: 2013/01/09
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