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アメリカのデフォルト回避 今年の1月の再現となる

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債務上限期限目前の合意


米国時間10/16の夜になり、米国議会の与野党合意により上院案を下院が先に議決し、続けて上院も議決する運びとなった。
迷走の上に迷走を重ねた末に、期限となる10/17の前日になり米国債務問題がようやく解決のきざしが見えてきた。
この記事をアップしている頃には既に採決が終わり

「米国デフォルトを回避!」

といういニュースが流れているかもしれない。

・・・とっくのとうにニュースとなって流れてますね。
というか記事のアップが夜にずれ込んだので、時既に遅しに・・・。

デフォルト回避のその後


米国議会の債務上限引上案が可決しデフォルトを回避できたとします。
そうなると次に起こることはなんでしょうか?
10月に入りアメリカの政府機関はことごとく閉鎖に追い込まれました。国立公園の閉鎖やNASA職員も勤務できないなど広範囲に影響が及んでいました。
これらも債務上限引上案と同時に提出された予算案の可決により、17日ぶりに政府機関が復帰します。

また10月に入ってからというもの米国債のデフォルト懸念により「リスクオフ(リスク回避)」の流れが市場を覆っていました。

「アメリカがデフォルトになるんじゃないか?」
「いやいやアメリカもそこまでバカじゃない。期限前には合意するだろうよ」
「それにしたって万が一ってもんが・・・」

と市場参加者が疑心暗鬼になっていました。
それが一転して

「なんだよやっぱりアメリカがデフォルトなんて起きなかったじゃないか!」
「世界経済の腰折れ回避で、いけいけどんどんだ!」

とリスクオンの流れに変わります。
もちろん一時的には、材料出尽くしによる米ドル安は避けられないと思いますが、中長期的にはアメリカの長期金利上昇による米ドル高に向かうと思われます。

アメリカのデフォルト回避のお陰で、世界経済は安定し少しずつ世界的な景気回復へと向かいます。

【用語解説】

デフォルト(債務不履行)
債権に対応する債務者の義務を守らないこと。金銭を借りた者が貸し手に対してそれを返済しないこと。

疑心暗鬼(ぎしんあんぎ)
うたがいの心が妄想をかきたて、さまざまな不安を呼び起こすということ